【総力特集】＜クローズドECの世界＞拡大する福利厚生EC メーカーの新たな販路に

「シークレットモール」、伊藤忠商事の厳選商品を契約企業の従業員に

大手商社の伊藤忠商事は2020年12月3日、伊藤忠商事グループの企業の従業員や、同社と契約を結んだ企業の従業員が割安で商品を購入できるECサイト「シークレットモール」を立ち上げ、クローズドECに参入した。同社が開設したECサイト「シークレットモール」では、生鮮食品やワインなど、2000品目以上を取り扱っている。取り扱うのは、伊藤忠商事と取引のある企業の商品だ。

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運営会社：伊藤忠商事
会員数：4000人以上
導入企業の代表例：伊藤忠商事のグループ会社の従業員と、契約した法人の従業員
取扱品目数：2000点以上（飲料、酒、生鮮食品、家電）
商品の発送形態：メーカー発送
提携するECサイト：－

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2021年2月末時点で、伊藤忠商事のグループ企業の従業員など4000人以上が利用可能だという。著名なメーカーの商品を、「EC市場最安値」（伊藤忠商事・広報）で販売しているという。そのため、取り扱っている商品のメーカー名や価格は一切開示できないとしている。

「シークレットモール」では、専用のウェブツールを介して、購入情報をオンタイムにメーカーに共有。メーカーは、注文情報に基づき、おおむね1週間以内にユーザーの指定住所へ配送するという。


伊藤忠商事の本社ビル