2021.03.04

CAMPFIRE、支援者への補償金制度「CAMPFIRE あんしん支援保証」を開始 リターン不履行時に最大80%を保証

クラウドファンディング「CAMPFIRE」を運営するCAMPFIREは3月1日、プロジェクトオーナーの倒産などによる不測の事態において、CAMPFIREが支援者に保証金を支払う制度「CAMPFIRE あんしん支援保証」の提供を開始した。より安全・安心にプロジェクトを支援できる環境の提供を目指す。

「CAMPFIRE あんしん支援保証」は、クラウドファンディングプロジェクト終了後に、プロジェクトオーナー(起案者)の倒産等によりリターンの不履行といった不測の事態が発生した際に、支援金額の80%を上限とし、CAMPFIREがあんしん支援保証約款に基づき支援者に保証金を支払う制度。対象サービスは「CAMPFIRE」と「GoodMorning」。なお、本制度の開始に伴い、これまで提供していた「クラウドファンディング保険制度」は終了している。

本制度は、起案者・支援者ともに特別な費用を支払うことなく、サポートを受けることが可能。主な適用条件は、2021年3月1日以降に「CAMPFIRE」に掲載されたプロジェクトの支援者であること、プロジェクトの支援募集終了日より1年以内に履行予定のリターンを支援していること、起案者に横領・拐帯、又は倒産の状態が認められること、CAMPFIREの保証履行の意思が通知されてから3月以内に支援者が保証金を請求すること、支援者が支援時にCAMPFIRE あんしん支援保証約款に同意していること、起案者がCAMPFIRE あんしん支援保証委託約款に同意していることとなっている。

本制度の提供により、リターンの不履行のあったプロジェクトに関して支援者から問い合わせを受けると、CAMPFIREにて事実関係を確認。保証適用の際には、当該プロジェクトの支援者にメールにて通知を行う。通知を受けた支援者が、CAMPFIREへ保証金の申請手続き(通知から3か月以内)をすると、支援金の80%を上限として保証金が支払われるとしている。


「CAMPFIRE あんしん支援保証」適用の流れ

CAMPFIREはこれまで、個人や団体がやりたいことに挑戦しやすい環境づくり、および支援者が安心してプロジェクトを応援できる環境づくりを推進し、4万7000件以上のプロジェクトを掲載、累計支援者数は延べ450万人以上に達した。支援者の「応援」の想いを大切にし、より安全・安心に支援してもらえるよう「CAMPFIRE あんしん支援保証」の提供に至ったとしている。

今後も「一人でも多く、一円でも多く想いとお金がめぐる世界」の実現に向け、より健全なプラットフォームを提供すべく様々なセクターと協力していく考えを示した。

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