2020.03.13

日本郵便、中国宛て国際郵便物を一時停止 韓国宛ては大幅な遅延

日本郵便は3月12日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴い、3月13日から中国向け国際郵便物を一時停止すると発表した。韓国などへの国際郵便についても大幅な遅延が発生していると報告した。

中国(香港およびマカオは除く)宛ての国際郵便の引き受けを、3月13日から当分の間、一部の通常郵便物を除き一時停止する。3月9日以降、中国から日本への入国制限および航空機発着に係る制限などに伴う輸送量の大幅に減少により、郵便物の発送の目処が立たなくなったことが要因となっている。

引き受けを一時停止する郵便物は、国際スピード郵便(EMS)郵便物、小包郵便物、通常郵便物(小形包装物および印刷物)、通常郵便物(書状、郵便葉書および盲人用郵便物 ※船便扱い)。通常郵便物のうち、航空扱いとする書状、郵便葉書および盲人用郵便物は引き受けを継続するが、大幅な遅延が見込まれるとしている。

すでに引き受け済みの中国宛て国際郵便物(一部の通常郵便物を除く)で、発送できないものについては、配達を担当する郵便局から随時返送する。

日本・モンゴル間で発着する航空便の運休により、モンゴル宛ての全種別の国際郵便の引き受けも一時停止している。中国宛て国際郵便物と同様の制限の影響を受けている韓国、香港およびマカオ宛て国際郵便物については、韓国宛てが大幅な遅延の見込み、香港およびマカオ宛てが遅延が生じる恐れありとしている。


中国宛て国際郵便物の一時引受停止及び韓国等宛て国際郵便物の遅延等について

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事