2021.02.25

消費者庁、食品ロス削減を表彰 EC活用のプラットフォーム2団体も

「長官賞」を受賞したクラダシ

消費者庁は2月22日、食品ロスの削減に功績がある者を表彰する「食品ロス削減推進大賞」の表彰式をオンラインで開催した。受賞した9団体の内2団体は、EC活用のプラットフォーム企業だった。
 
ECを活用して、廃棄商品と、消費者のニーズをマッチングさせるフードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI(クラダシ)」を運営するクラダシが、「長官賞」を受賞した。
 
クラダシは、「消費者はKURADASHIを利用することで、『食品ロスを削減』『ゴミの焼却回避によりCO2の発生を抑制』『購入金額の3%を社会貢献活動団体に寄付』することができる。当社ではエシカル消費が可能になる仕組みを作っている」と話す。「引き続き社会・環境・経済の側面で優れた活動を同時に行っていきたい」と今後の抱負を述べている。
 
食品ロス削減を推進するためのECプラットフォーム「tabeloop(たべるーぷ)」を運営するバリュードライバーズは、「食品ロス削減推進大賞審査委員会委員長賞」を受賞した。
 
消費者庁としては、今後も食品ロス削減の取り組みを展開し、普及させていく考え。消費者庁のサイトでは、食品ロス削減に向けた、各団体の取り組みの紹介なども行っている。消費者庁の消費者教育推進課では、食品ロス削減の事例の募集を行っており、メール、電話で受け付けている。

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