2021.02.25

アイスタイル、中間期の自社EC売上37.2億円 外出自粛や企画が後押し

アイスタイルの2020年7‐12月期の中間連結売上高は、前年同期比2.0%減の156億1500万円だった。国内自社ECの売上高は同67.9%増の37億2700万円。コロナウイルスに伴う外出自粛による需要増や、ECの特別イベントを開催し、ECの伸長につなげた。
 
ECサイト「@cosmeSHOPPING(アットコスメショッピング)」と国内の実店舗で構成するBeauty Service事業(小売事業)の売上高は同19.9%増の92億2000万円。同事業の営業損失は3億2100万円だった(前年同期は5億8300万円の損失)。大型旗艦店を除く店舗の利益確保が回復していることやECの成長などにより、赤字幅は縮小した。
 
Global事業(海外事業)は、売上高が同31.3%減の24億1700万円、営業損失が6600万円(同4億1500万円の損失)だった。中国市場におけるECや卸売りの競争が依然厳しく減収になった。利益は、前期から実施している不採算事業の整理・撤退によって赤字幅が縮小した。
 
連結ベースの営業損失は5億4400万円(同11億5700万円の損失)、経常損失は6億200万円(同11億7600万円の損失)、純損失は7億7700万円(同39億7900万円の損失)。いずれの利益段階でも赤字が減少した。
 
コロナ禍の収束が不透明なことから、2月12日付で通期業績予想を取り下げ、予想は未定とした。

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