2021.02.25

【eBay Japan新代表に聞く】「Qoo10」の2020年取引高は20%台後半の成長 「らしさ」さらに磨く

今年1月に代表取締役に就任したジャヒョン・グ氏

ECモール「Qoo10(キューテン)」を運営するeBay Japan合同会社(イーベイ・ジャパン)の代表取締役に今年1月就任した、ジャヒョン・グ氏が、「Qoo10」の現状や今後の戦略を語った。「Qoo10」の2020年における取引高の伸び率は20%台後半だったという。「若い女性」というメーンの顧客層に対する強みをさらに磨き、大手ECモールとの差別化をより明確に図る考えだ。

2020年は大型セール「メガ割」の規模をさらに拡大し、SNSマーケティングなどをさらに促進した。集客方法もターゲティングできるデジタル施策を強化したことで、新規顧客の離脱率が5~10ポイント減少したという。

新規出店者向けには、コロナ禍の支援策として手数料を無料化するキャンペーンを展開したことで、新規出店者数が3倍になった。

「『Qoo10』の取引高は20%の中盤から後半の伸び率だった。売上高も伸びたが、収益性が低い取引を徹底的に縮小できた。これまでマージンの低いデジタル製品が全体の4分の1を占めていたが、そこをかなり圧縮し、(コスメやファッションなど)注力しているコアなカテゴリーでは前年比50~60%の成長を遂げた」(グ代表)と話す。

コロナ禍で主力のコスメだけでなく、生活用品や美容器具、食品などのカテゴリーも新たに大きく成長したという。脱毛器は「メガ割」のランキングで1、2位を占めた。ダイエット食品や運動機器などのコロナ禍の健康志向を反映した商品も良く売れたという。

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