2021.02.19

楽天と群馬県と包括連携協定を締結 ECで魅力発信、観光のDXも促進

群馬県と楽天は2月17日、官民共創による地方創生に関することなど6項目について、包括連携協定を締結したと発表した。本協定は、楽天と群馬県の自治体との初の包括協定連携となる。

本協定に基づき、群馬県と楽天は以下の6項目において、連携および協働する。

【包括連携協定の主な内容】
(1)官民共創による地方創生に関すること
(2)観光分野のデジタルトランスフォーメーションに関すること
(3)ECを軸とした魅力発信に関すること
(4)「ぐんま5つのゼロ宣言」と防災に関すること
(5)多文化共生・共創に関すること
(6)新たな価値を生み出すデジタル化および安全性・持続性の追求に関すること

群馬県と楽天はこれまでも、「楽天トラベル」において、群馬県の魅力を発信する企画を展開するほか、みなかみ町でワーケーションの実証実験を実施するなどの共同の取り組みを行ってきた。本協定を通じて連携を強化し、デジタル化による群馬県の新たな価値の創出と、安全性および持続性の追求に取り組むとしている。

具体的には、会員数1億以上の楽天の強固な顧客基盤やその統計データの活用により、群馬県への訪問者となりうるターゲットのニーズを把握。県内観光の魅力向上や誘客増加を図り、観光分野におけるデジタルトランスフォーメーションを推進する。また、県内事業者に向けたインターネット通信販売セミナーの開催や、「楽天市場」と連携した地域産品の販路拡大の検討を通じて、県内事業者のEC参入を支援する。さらに、再生可能エネルギーを用いた環境への貢献と防災対策についても、ともに検討を進める予定としている。

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