2021.02.03

ヘルステックのFiNC Technologies、イングリウッドと提携しEC強化 データ生かした商品の開発・提案に注力

予防ヘルスケア×AIテクノロジーに特化したヘルステックベンチャーのFiNC Technologiesは2月1日、テクノロジーを活用したECに関する総合的なソリューション提供を軸に事業を展開するイングリウッドと、EC事業に関する業務提携に合意した発表した。両社の強みを活かした新規事業の創出・展開へ向けて協働する。

FiNC Technologiesは、特許取得の最先端AI(人工知能)テクノロジーを活用し、毎日の体重・歩数・食事などのライフログデータやユーザーに合わせた悩みをもとに、食事や健康に関するアドバイスを提供している。一方イングリウッドは、創業以来のECビジネスで培ってきたノウハウと蓄積された膨大なデータを基に、AI技術を用いたCRMからMDまでの一括管理システムの研究開発を進めている。

本業務提携により、FiNC Technologiesが保有する100億以上のライフログデータおよび行動データと、イングリウッド社のECにおける知見やノウハウをかけ合わせ、両社が持つビックデータを活用することで、これまでにない良質なプライベート商品の共同開発や顧客のニーズに合った最適な商品を提案できるECモールの運営を目指す。それに伴いヘルスケア領域のAI/データ分析分野で、さらなるノウハウの蓄積、提供サービスの付加価値向上を図り、社会課題の解決に貢献していくとしている。

本業務提携の合意に伴い、FiNC Technologiesの南野充則代表取締役CEOは、「私たちは最先端のテクノロジーを駆使して行動変容を起こすため、『Personalized AI for everyone’s wellness』というミッションを掲げ、健康寿命の延伸に取り組んでおります。『FiNCアプリ』では、歩数や食事などのライフログを記録することにより、自分のカラダの状態を認識することができ、それを改善するために『モノ』をお客様にご提案しております。さらなる提案の品質を高めるために、『FiNC MALL』の商材に品質をあげ量を増やす必要があり、自社だけでなくパートナー様と共に拡大させていく必要があると考えました。その考えに基づき、EC領域でオンライン、オフラインでも知見の深いイングリウッド様にサポート頂き、FiNCが運営するウェルネスセレクトショップ『FiNC MALL』の商品ラインナップや在庫の適正化、物流コストの削減、プライベート商品の充実などEC事業の強化を行ってまいります。より良いサービスを提供する上でイングリウッド様は最適なパートナー様であり、より多くのご利用者により長く寄り添うサービスとなるための大きな一歩と考えております」とコメントした。

イングリウッドの黒川隆介代表取締役社長兼CEOは、「当社は、『OMO(Online Merges with Offline)により商品とユーザーの関係をデジタルで滑らかにする』というビジョンのもと、『商品を売る最強の集団であり続けること』をミッションに掲げ、ECに関する総合的なソリューションを提供する企業として小売業界のDX化を進めています。日本におけるヘルスケアベンチャーとして唯一無二の存在であるFiNC Technologies様のEC事業のパートナーとなることで、両社の強みを生かし、お客様のニーズに沿った商品の開発や提案、販売の仕組みを構築していくとともに、FiNC Technologies様が取り組む健康寿命の延伸という社会的な使命に沿った意義のあるEC事業を展開できるものと期待しております」とコメントした。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事