2021.02.01

「Oisix」、外食店向けの野菜を食べて応援する「シェフ御用達野菜」登場 ミールキットや献立セットも販売

レストランメニューに欠かせないカラフルなロス野菜をKit Oisix商品化「カラフル野菜のグリルサラダ(仮)」(イメージ)

食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地は1月28日、食品宅配サービス「Oisix」において、営業時間短縮や休業による需要減で、出荷量が大幅に減少しているレストランやホテル向けのカラフル野菜「シェフ御用達野菜」の販売を開始した。外食店の代わりに一般家庭で消費できる形で商品化し、フードロスの削減に貢献する。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う飲食店の営業時間短縮や休業は、シェフ専用野菜を作ってきた農家にも大きく影響しているが、レストランメニューに欠かせないカラフルな彩り野菜は、一般の家庭では使い方があまり知られていない。また店舗向けの野菜は日々の使用量の多さから、家庭向けと比べてサイズが大きな野菜を卸しており、そのままでは使い切れないといった理由から、販売先に苦労しているのが実情だという。

そこで今回販売を開始した「シェフ御用達野菜」では、野菜単体での販売のほか、家庭で調理できるよう彩りや味わいを活かしてメニュー化し、外食気分が楽しめるミールキット「Kit Oisix」、献立セット「ちゃんとOisix」の3種類の応援購入ができるよう商品化した。

単体販売の「シェフ御用達野菜」の販売コーナーには、レストランメニューに欠かせない「黄人参」や「カラフルミニトマト」などの野菜が小規格でラインアップする。「シェフ御用達野菜」を使った献立セット「ちゃんとOisix 5days」(3300円/税・送料込)は、カラフルな根菜を家庭でも食べやすい副菜メニューに取り入れた献立セットとなる。商品は順次展開予定となっており、2月4日には「シェフ御用達野菜」を使ったKit Oisixメニュー「カラフル野菜のグリルサラダ」(仮・価格未定)も登場の予定だ。


紫大根を家庭で消費できるメニューに(イメージ)

「シェフ御用達野菜」は、外食ならではの鮮やかな色合いを活かしたメニューに採用されてきたトマトや根菜が中心。おうちごはんの機会が増えている昨今、マンネリになりがちな家庭でこそ、こうした野菜をかえって新鮮に楽しんでもらえるのではないかとの思いから、必要量だけを届けるKit Oisixメニューや献立セットとし、フードロスを減らしながら、家庭で外食気分も味わってもらえる商品として発売に至ったとしている。

「シェフ御用達野菜」販売に伴い、茨城県つくば市でレストラン向け野菜を生産する有機農園モアークの高橋さんは「私たちが作っているレストラン向けの彩り野菜は、スーパーではふだん扱ってもらえないため販路に苦労していたので、このような機会をいただけて助かりました。一般のご家庭では手に入りにくい野菜なので、この販売を通じて、野菜料理のレパートリーを増やすきっかけになったり、カラフルな野菜で目でも楽しんでいただけたら嬉しいです」とコメントした。


有機農園モアーク 高橋さん

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