2020.03.07

アサヒカルピスウェルネス、 乳酸菌サプリを多角化 親会社が食品事業を再編

アサヒグループホールディングス(HD)の子会社で、乳酸菌サプリの通販事業を展開するアサヒカルピスウェルネス(ACW)は2020年4月1日付で、健康食品の通販事業を、AGHの子会社であるアサヒグループ食品が新設する子会社に移管する。ACWが販売する乳酸菌サプリを、アサヒグループ食品の店販のルートを使い、オフラインとオンラインで多角的に販売していくのが狙いだ。

アサヒグループHDの子会社のアサヒグループ食品は4月1日付で、ACWの健康食品の通販事業と機能性素材事業を引き継ぐ新会社「アサヒカルピスウェルネス株式会社(新ACW)」の株式を100%取得する。新ACWの社長には、アサヒグループ食品の佐藤郁夫常務取締役が就任する。2021年1月には、アサヒグループ食品が新ACWを吸収合併する予定となっており、アサヒグループ食品が新ACWの経営の舵取りを担う構想だ。

通販と小売りのシナジー創出


アサヒグループHDによると、新ACWは、ACWが現在通販限定で展開している乳酸菌サプリ「アレルケア」を、店販ルート用に新開発する予定だという。新開発した乳酸菌サプリは、アサヒグループ食品の持つ店販のルートで展開していくとしている。

「通販と小売りの両方でグループの独自素材を使った商品を販売し、シナジーを創出する体制を整える」(アサヒグループHD・広報)としている。

乳酸菌サプリについては、キリンや明治、ハウス食品グループなど大手食品メーカーが、独自開発した乳酸菌素材を通販と店販ルートの両方で展開している。通販では、乳酸菌サプリを単品リピート通販の形で展開し、店販ルートでは、乳酸菌をレトルトカレーやペットボトルの飲料などに配合して展開する戦略をとっている。


「アサヒカルピスウェルネスショップ」

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