2020.12.23

SUPER STUDIO、パーソナライズシャンプー「MEDULLA」とD2Cブランドの立ち上げを支援

D2C支援を展開するSUPER STUDIOは12月22日、パーソナライズシャンプー「MEDULLA」を提供するSpartyと協業し、パーソナライズD2Cブランド立ち上げを考える事業者を共同で支援する「PERSONALIZE STUDIO」のサービス提供を開始した。シナリオロジックの組み立てやシステム面など、パーソナライズD2Cブランドの立ち上げにおける課題の解決を図る。

「PERSONALIZE STUDIO」は、パーソナライズD2Cブランドのロジック設計、システム構築などを支援するサービス。パーソナライズのシステム提供をSUPER STUDIO、ロジック構築や企画をSpartyが担当し、「商品やサービスのラインナップから消費者に合わせたものを選定するコンシェルジュがいるものの、そのノウハウを言語化し、ロジックに落とすリソースがない」「設計した質問シナリオをすべてシステムに落とし込むノウハウ・知見がない」「パーソナライズ診断で取得したデータを分析し、ブランド構築に活かしていくノウハウ・知見がない」といった課題の解決をサポートする。

SUPER STUDIOは、2020年7月よりシステムに関する知見がない人でも簡単にパーソナライズの質問フォームを構築できるパーソナライズD2Cシステム「1d color」を提供しており、このシステムを活用したブランド支援を行うとしている。また、事業計画の立案やフルフィルメント設計、パーソナライズ診断フォームから取得した顧客データの活用施策などの運用サポートも実施するとしている。コンサルティングの初期費用は300万円から(システム構築費、パーソナライズ企画を含む)。

D2Cは、SNSの普及によって企業(メーカー)から消費者へ直接商品の訴求が可能になったことで近年国内外で盛り上がりを見せているマーケティングのフレームワーク。主なターゲットとなるミレニアル世代やZ世代が、商品の機能的価値だけでなく商品やサービスがもたらす「体験」に価値を感じるようになったことで盛んになった。D2CではLTVが成長の鍵を握るため、ブランドの世界観に共感し、商品やサービスを継続利用してもらうことが非常に重要となる。

こうした状況の中、昨今ではD2Cの中でもパーソナライズされた商品を提供する“パーソナライズD2C”を提供するメーカーが登場している。パーソナライズD2Cでは、消費者のライフスタイルや趣味嗜好に合わせて、いくつものパターンからカスタマイズされた商品を提供することで、消費者が機能的・情緒的価値の両方に共感できるサービスを提供する。サービスによっては注文者の名前がラベルや梱包に印字されるなど、世界観への共感を後押しするためのD2Cの情緒的価値を最大化する手法とも言え。一方でパーソナライズD2Cを実現するには、パーソナライズ診断のシナリオロジックを組み立てることの難しや、システム面の課題などの問題があり、D2Cマーケットの黎明期からD2Cブランドをグロースさせてきた2社による「PERSONALIZE STUDIO」の提供に至ったとしている。


SUPER STUDIO
https://super-studio.jp/

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