2020.12.21

Tastemade Japan、三井物産から出資受け入れ完了 D2C・コマース事業の立ち上げを加速

ライフスタイル動画メディア「TASTEMADE(テイストメイド)」を運営するTastemade Japanは12月21日、三井物産からの出資受け入れ手続きを完了し、三井物産が51%、米国Tastemade,Inc.が49%を保有するJVとなった。調達資金並びに三井物産とのパートナーシップを活かし、メディア事業の強化、D2C・コマース事業の立ち上げなど、更なる事業拡大を目指す。

2012年にロサンゼルスで設立した「Tastemade」は、全世界の月間視聴者数2.5億人、再生回数は30億回超を有するライフスタイル動画メディア。現在は米国に加え、日本、イギリス、フランス、ブラジル、アルゼンチン、中国、インドネシアの8か国に展開。レシピ動画を始め、トラベル、ホーム&デザイン、ビューティーなど様々なジャンルの動画を制作し、デジタルプラットフォームを通して世界中に配信している。2016年に設立したTastemade Japanは、日本オリジナルコンテンツの制作・配信サービスを行っており、国内のSNSフォロワーは合計で700万強となっている。

Tastemade Japanは、2019年の三井物産による米国Tastemade,Inc.への出資・戦略業務提携締結以来、日本国内においてもメディア事業、ECの立ち上げ、Food Deliveryの開始などの協業を進めてきた。コロナ禍の影響もあり、メディア視聴時間、フォロワー数ともに急拡大する中で、メディア事業強化やコマース事業展開を更に加速させるためには、三井物産とのパートナー関係深化が不可欠との双方意図が一致し、今回の出資受け入れへと至ったとしている。

三井物産からは資金だけでなく、出向者も複数人受け入れ、メディア事業強化・メディアコンテンツの拡充、D2C・コマース事業の立ち上げ・強化、事業拡大に伴う投資及び採用活動の強化を軸に成長を加速させていく考えだ。メディア事業・メディアコンテンツにおいては、既存コンテンツの強化(Youtube向けコンテンツなど)、レシピ動画以外のFoodカテゴリー動画の拡充、食以外の旅など非Foodカテゴリーの強化を図る。

D2C・コマース事業の立ち上げ・強化においては、​メディア事業と連携したソーシャルコマース・EC、イベントなども企画可能なカフェ運営など進めるとしている。また、米国Tastemade, Inc.との連携も継続し、インバウンド・アウトバウンド需要にこたえるグローバルコンテンツ配信、米国メディア先進事例の日本への横展開などを積極的に推進していく考えを示した。

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