2020.12.19

はるやま商事、コロナでEC化率が大幅伸長 テレワークウェアが人気

EC課・高橋努課長

紳士服などのアパレルの販売を手掛ける、はるやまホールディングスの子会社はるやま商事は、自社ECサイト「はるやまオンラインストア」を運営している。コロナ後、同社のEC事業は成長しており、EC化率も大幅に高まったという。ECではテレワークに適した商品が売れているという。

同社は1999年、楽天市場に出店し、EC事業を開始した。当時から「自社のブランドのファンに向けて自社サイトを作ろう」という構想があったといい、2003年に自社ECサイトを立ち上げた。

コロナによる外出自粛の影響でEC需要が増加したため、EC化率が非常に高まっているという。ECで人気の商品は、ジャケットや、オフィスカジュアルなトップスなど、テレワークに適したものだとしている。

アイロン掛け不要の高機能ドレスシャツ「i―Shirt(アイシャツ)」は、2009年の発売以来、累計で550万枚を売り上げている。同商品は以前から人気が高かったが、着心地がよくテレワークに適していることもあり、コロナ後も変わらず売れ続けているという。同シリーズの商品は、同社が展開するブランドである「はるやま」「PerfectSuitFActory(P.S.FA、パーフェクトスーツファクトリー)」「フォーエル」で販売している。


累計で550万枚を売り上げた大人気商品「i―Shirt」

同社は2015年から乃木坂46をCMに起用し続けており、新しくスーツが必要となる、10代後半~20代前半の若い層に向けて、アプローチやブランディングを行っているという。

2019年末からは本格的にSNS運用に注力し始めた。現在のツイッターのフォロワー数は約5万人。ファンとのコミュニケーションを図る場として活用しているという。フォロー・RTしたユーザーにプレゼントを行うキャンペーンや、アンケートにツイッターを活用。ビジネスウェアに関する有益な情報の発信なども行っている。

11月18日には自社ECサイトのリニューアルを行った。UI・UXを追求したサイトにリニューアルしたという。「来年もECに注力し、ECと実店舗の相互送客や、サービスレベルの向上を目指していく」(EC課・高橋努課長)と話している。


「はるやまオンラインストア」
https://haruyama.jp/

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