2020.12.13

バロックジャパンリミテッド、160万ダウンロードのアプリで顧客獲得 EC売上拡大にも寄与

田村英紀ゼネラルマネージャー

衣料品のバロックジャパンリミテッドは、提供しているアプリ「SHEL’TTERPASS(シェルターパス)」を活用して顧客獲得につなげている。

「シェルターパス」のダウンロード数は、年間で20万件のペースで増えて160万件となっている。アプリでは、イベントや企画などのプッシュ通知を行い、顧客との接点を重ねている。

各ブランドのスタッフやインフルエンサーが、インスタグラムに投稿しているコーディネートを「シェルターパス」でアップロードしている。

アプリに顧客が好きなブランドを登録すると、お気に入りのブランドの情報を優先的に配信される仕組みだ。登録した商品の写真をタッチすると、ECサイトへ誘導するだけでなく、ブランドを取り扱う店舗の情報も表示する。

インフルエンサーを起用したコンテンツの配信にも力を注いでいる。ブランドごとにインフルエンサーとなる社員がいることを強みに、インスタグラムやECサイトでライブ配信を実施している。さまざまなメディアでほぼ毎日の頻度で情報を発信している。社員によってはフォロワー数が数万人になっており、ECサイトや自社ブランドの大きな訴求となっている。

これらのアプリ活用やコンテンツ配信により、2020年3―8月度(中間期)のEC売上高は前年同期比18.6%増の42億6000万円となった。


「シェルターパス」画面

今年7月には、ユーチューブアカウント「シェルターTV」を開設した。店舗の販売スタッフがファッションに関するコンテンツを発信し、ECサイトとの連動を進めている。

直近のEC売り上げの推移について、EC事業部の田村英紀ゼネラルマネージャーは、「9月度は前年同月比22%増、10月度は同38%増。この調子で伸長していく」と話す。


「シェルターウェブストア」
https://www.ec-store.net/

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事