2020.12.09

「Shopify」、2021年コマーストレンド5つの予測 カギは「若者」「個人」「地域」

Shopify Japan マーク・ワング代表


【予測③】消費者は個人経営のストアで買い物をしたいと考えている


消費者の多くが個人経営の店を応援したいと言う気持ちが高まっているという。ただ、まだ購買行動には完全には反映されていない。現状では利便性の高いマーケットプレイスで購入されている比率が大きい。

スピーディーな無料配送、会話型コマース、SNSショピングなどは個人経営の店が利便性や信頼性を確保するのに効果があるという。


【予測④】より多くの消費者が消費行動を通じて意思表示をする


若年層の方がサステナブルに配慮した商品を選んで購入する傾向が強い。日本でも26%の消費者が、サステナブルやグリーン商品に対して「買い物するときに好意的にとらえる」と回答している。

特に若年層の消費者が同意する割合が高く(42%)、中年層(35〜54歳)は24%、高年層(55歳以上)は19%となっている。

26%の消費者が購入のたびに寄付を行う小売業に対し好反応を示している。特に若年層において好意的にとらえる傾向があり(42%)、中年層(22%)や高年層(21%)では同じような結果が出ている。


【予測⑤】現代の金融ソリューションは、ビジネスおよび消費者の銀行取引、金融取引、および融資のあり方を変える


父親になったミレニアム世代が「後払い決済」を頻繁に利用している。収入が高い、中程度、低い世帯のいずれも25%が、最低でも1回は「後払い決済」を利用したことがある。

「後払い決済」を利用した消費者のうち25%は、この決済を月に最低3回は利用している。

従来の金融機関は、起業家やスモールビジネスが直面する現状に共感していない。従来の銀行以外から融資を求めるビジネスが増えている。

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