2020.12.03

【記者コラム】五感を刺激する

ここ数日で、寒さが一気に増したと感じます。冬物を求めて、ネットで購入するのではなく、店に行って、選ぶ機会が増えました。店に行けば、実物を見て触って、デザインも確認できます。こんな体験ができる店は強いな、と改めて思いました。

商品によってはネット画面での判断で十分なものも当然あります。五感の刺激がなくても、必要なものであれば購入しますし、過去に触れたもの、覚えているアイテムならネットで購入するでしょう。動画コンテンツを使用することで、店頭での接客よりも、より詳しく説明するサービスも増えています。

最近、コロナ禍で空き店舗となった場所を狙い、期間限定で店頭販売をするEC事業者が増えているそうです。結果、ネットよりも購入率が高く、さらにファンの増加にもつながっているとか。

こうした成果は、何を売るのかにも左右されるかもしれませんが、見て、触った体験の強みを表す一つのデータだと思います。

見て、触れる機会を作れば、場所を貸し出す人は潤い、出店者側も新たなチャレンジが始められます。「コロナ禍だからこそ」の視点で短い期間であっても出店してみるのもひとつの手だと思います。

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