2020.12.03

ハニーズ、ECサイトの検索機能向上で増収に貢献 「ポップファインド」「ポップリンク」導入が奏功

ハニーズの大和鶴間店

ハニーズホールディングスの傘下で、レディースアパレルを展開するハニーズは、全国の商業施設を中心に881店舗を展開するほか、EC事業はここ数年、2桁成長を続けている。2020年5月期EC売上高は前期比63.5%増の29億円。コロナの影響を受けて、足元は好調に推移し、スマホ受注の比率は9割を超えている。

ハニーズでは、大人向けの「GLACIER(グラシア)」、定番ブランドの「CINEMA CLUB(シネマクラブ)」、若年層向けの「C・O・L・Z・A(コルザ)」の3つのブランドを展開する。「幅広い年齢層のお客さまに柔軟に対応できるブランド構成が強み」(EC事業部・横田英嗣氏)とする。顧客は10代~50代までと幅広い。


スマホからの受注が9割

EC事業は2008年10月に開始した。全体の6割の売り上げを占める自社サイトのほか、アマゾン、ZOZOTOWN、楽天市場、PayPayモール、au PAYマーケット、マガシーク、ショップリストにも出店。複数の店舗を運営して顧客との接点を広げ、約60万人の会員を抱える。

自社サイトへ誘導するために、限定商品の販売のほか、ポイント付与を行って成果を上げている。「これまで接点のなかった50~60代の流入が多かった」(同)と話す。

2021年5月期の売上高は、前期比28%増の38億円、全社売り上げに占めるEC化率を7.8%に引き上げる。システムや物流への投資を積極化する。2022年5月期にはEC売上高50億円、EC化率10%を目標した中期経営計画を策定している。

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