2020.12.01

丸井、コーヒーD2CのPOST COFFEEに出資 リアル展開やエポス会員の送客で成長を支援

丸井グループの子会社であるD2C&Co.(ディーツーシーアンドカンパニー)はこのたび、パーソナライズスペシャルティコーヒーの販売をサブスクリプションで展開するPOST COFFEEへ出資を行い、資本業提携契約を締結した。

POST COFFEEは、新しいコーヒーライフと出会いを届けるD2C企業。独自の「コーヒー診断」により、約15万通りの組み合わせから、ライフスタイルに合った豆、淹れ⽅、価格などを提案。専⽤のコーヒーボックスがポストに届く、コーヒーの定期便(サブスクリプション)サービスを展開している。


専用のコーヒーが定期的に届くサービスを提供

2020年2⽉に正式にサービスを開始し、無料の「コーヒー診断」や、SNSでのコーヒーボックスの写真の投稿が反響を呼び、わずか半年で会員登録数が10倍に成⻑した。「コーヒー診断」が⾏われた回数は累計10万回を突破している。


「コーヒー診断」のイメージ

POST COFFEEの新たな体験価値やリアル店舗の在り方・価値を創出する考え方が、丸井グループが掲げる、自分らしさの追求に寄り添う「共創」の考え方や、体験の提供という新たなリアル店舗の在り方と一致しており、D2Cビジネスのパートナーとして「仲間」に加わってもらいたいと考え、出資に至ったという。

今後も、年間2億人が来店するマルイ店舗や700万人を超えるエポスカード会員、小売ノウハウを持つ人材といったリソースを活用して、POST COFFEEの成長・発展に向けた取り組みを推進する。リアル店舗への出店をはじめ、協業によるLTV(生涯利益)の向上など、グループ全体の価値向上を目指す。

具体的には、丸井グループのクレジットカードであるエポスカードの会員に向けた優待を実施するなど、協業を進めている。渋谷モディをはじめ、マルイ各店でのポップアップショップの開催を検討していく。


ポップアップショップの開催を支援

丸井グループは、「小売」「フィンテック」に「共創投資」を加えた、三位一体の新たなビジネスモデルを推進している。今後もスタートアップ企業をはじめとするさまざまな企業に投資・協業することで、その企業独自のノウハウと当社グループの経営資源を掛けあわせ、新しい価値を作りあげていく考えだ。

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