2020.11.30

シェア買いアプリ「カウシェ」運営のX Asia、総額約1.8億円を調達 機能開発や人材採用を強化

X Asiaの経営陣(前列左から深谷哲史取締役CTO、門奈剣平代表取締役CEO、前本航太取締役COO)と出資先企業

シェア買いアプリ「カウシェ」を提供するX Asiaは11月30日、ANRI、グローバル・ブレイン、千葉道場ファンドを引受先とした、総額約1.8億円の資金調達の実施を発表した。調達した資金は、「カウシェ」の機能開発、人材採用等の強化に活用するとしている。

「カウシェ」は、ショッピングの醍醐味ともいえる「この商品、よくない?」「一緒に買おうよ!」といったコミュニケーションをオンラインで実現するというショッピングアプリ。商品を選び、割引価格での購入を決定後、その情報をSNSでシェアし、友人や家族など1人以上が同商品の購入を決めると「シェア買い」が成立するという仕組み。シェア買いでは、定価の最大70%引きの値段でお得に商品を購入できるという。

資金調達の目的についてX Asiaは、2020年9月より提供を開始した「カウシェ」(iOS版アプリ)は、リリース初日に1000リットル以上の水が「シェア買い」されるなど多くの人に利用されているとし、今後もより多くの人に「シェア買い」による購入体験を届けるため、更なるプロダクト改善・新機能開発に加え、商品配送オペレーション構築や、そのための人材採用を強化し、更なる事業成長を目指すとしている。

同日、「カウシェ」の提供開始から多くの要望が寄せられていたというAndroid版アプリの提供を開始し、今まで価値を届けられずにいた多くのユーザーに対しても、「シェア買い」による新しい購入体験を提供していくとしている。Android版アプリのリリースに伴う「Androidアプリリリース記念キャンペーン」では、先着3000名に商品の購入額が20%OFFとなるクーポンをプレゼントする。キャンペーン期間は12月6日まで。



引受先の各社からは、次のコメントが寄せられている。

・ANRI パートナー 佐俣アンリ氏



タイトなリリーススケジュール、最小限のメンバー、滲み出す熱意、門奈さんとお会いして久しぶりに「これがスタートアップだ!」という衝撃を受けました。「シェア買い」を新しい文化にする挑戦を、素晴らしいチームでスタートできることを嬉しく思っています。燃えちゃう。


・グローバル・ブレイン Investment Group General Partner 立岡 恵介氏



中国で急成長した「シェア買い」というコンセプトは、以前から着目していましたが、それを日本に合う形でローカライズしていくことができるチームに、ようやく巡り合えました。門奈さんをはじめとする経営陣が、「シェア買い」という文化を創っていく過程を共に歩めることを楽しみにしています。



・千葉道場 代表取締役 兼 千葉道場ファンド General Partner 千葉 功太郎氏



2020年代の新しいEC体験の創出を目指すX Asiaに投資させていただきました!実はCEOの門奈さんは、私が投資していたLoco Partnersで、創業1人目のメンバーでした。私にとっても、投資先から素晴らしい起業家が産まれ、そして非常に大きなマーケットへの彼のチャレンジを応援できることを嬉しく感じています。


「カウシェ」
https://kauche.com/

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