2020.11.29

楽天、「2020年 エンタメ年間ランキング」発表 「コミック」「電子書籍」「音楽配信」で『鬼滅の刃』関連作品がランクイン

楽天は11月26日、オンライン書店「楽天ブックス」、電子書籍ストア「楽天Kobo電子書籍ストア」、定額制の音楽聴き放題サービス「Rakuten Music」、動画配信サービス「Rakuten TV」を対象に集計した「2020年 エンタメ年間ランキング」を発表した。各ランキングの集計期間は2020年1月1日~10月31日。「コミック」「電子書籍」「音楽配信」の各ジャンルで『鬼滅の刃』関連作品がランクイン。動画配信ではアジア発の「BL」ドラマが最注目ジャンルになった。
 

「楽天ブック」2020年年間総合ランキングのトップページ


「楽天ブックス」2020年 年間総合ランキング


詳細:https://books.rakuten.co.jp/event/best-ranking/

「楽天ブックス」の年間総合ランキング1位にランクインしたのは、3月の発売直後より話題を集めたゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』。コロナ禍で「おうち時間」が増えたことも後押しとなり、自宅で気軽に遊べるゲームソフトとして大ヒットとなった。3位にランクインしたのは『鬼滅の刃』22巻で、最終話を収録した23巻も発売前ながら予約販売のみで5位にランクインするなど、人気の高さがうかがえる。同作品は、5月に原作の連載が終了したことや、10月には劇場版が公開されたことなど、年間を通じて話題となった。同作品が「楽天ブックス」の年間ランキングでトップ10にランクインしたのは、1巻が発売された2016年以来初めて。


「楽天ブックス」2020年 年間小説・エッセイランキング


詳細:https://books.rakuten.co.jp/event/best-ranking/?junle_id=9

年間小説・エッセイランキングの1位となったノンフィクション作品『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、著者であるブレイディ みかこ氏がイギリスでともに過ごす息子の中学校生活を描いた作品。2019年の発売後、数々の賞を受賞し、売り上げを大きく伸ばした。『鬼滅の刃』の小説版3作品がそれぞれ2位・3位・4位にランクインし、コミック版だけでなく年間小説・エッセイランキングでも強さを発揮した。ほかにも、1947年に出版されたアルベール・カミュの小説『ペスト』が5位に、大人気ドラマの原作シリーズ最新作『半沢直樹 アルルカンと道化師』が6位にランクインした。特に『ペスト』は、伝染病で封鎖された街を舞台にした内容がコロナ禍で注目を集め、「楽天ブックス」でも3月から4月にかけて売り上げが急増した。


「楽天Kobo」2020年 年間総合ランキング



「楽天Kobo電子書籍ストア」で年間総合ランキング1位となったのは『鬼滅の刃』。電子書籍ならではの試し読み施策などもあり、電子書籍版でも同作品が年間トップを獲得し、爆発的なヒットとなった。2位以下にも『キングダム』、3位に『進撃の巨人』、4位に『ONE PIECE』がランクインするなど人気の名作コミック作品が続きました。10位までをコミックが独占し、電子書籍におけるコミック需要の高さがうかがえる。


「Rakuten Music」2020年 年間総合ランキング


詳細:https://music.rakuten.co.jp/news/award/seasonal/2020/year/

「Rakuten Music」年間総合ランキングで1位に輝いたのは、Official髭男dism『Pretender』。Official髭男dismはトップ10に4曲がランクインし、圧倒的な人気を示す結果となった。同一アーティストの曲が10曲中4曲を占めるのは、2016年に「Rakuten Music」がサービスを開始して以来、初の快挙となる。社会現象にもなった『鬼滅の刃』TVアニメ版のオープニングテーマ、LiSAの『紅蓮華』は4位に。同じくLiSAが歌う『炎』が主題歌となっている劇場版の公開など『鬼滅の刃』熱を受け、引き続き楽曲再生数を伸ばしている。ほかにも、King Gnuの『白日』(日本テレビ系土曜ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」主題歌)や、あいみょんの『裸の心』(TBS火曜ドラマ「私の家政婦ナギサさん」主題歌)などがランクイン。「おうち時間」に自宅でコンテンツを楽しむ機会が増えたことも影響しているのか、ドラマやアニメ、映画のタイアップ曲が順位を上げた。


「Rakuten Music」サブスクで楽しめる!2020トレンドランキング



今年初めてランクインしたアーティストにフィーチャーした「サブスクで楽しめる!2020トレンドランキング」では、LiSAの『紅蓮華』が堂々の1位となった。2位にはYOASOBIの『夜に駆ける』がランクイン。2019年12月に発表された同楽曲は、YouTubeでの公開を皮切りに多数のSNSで話題となり、発表から約1年経った今でも支持を集めている。人気アーティストがサブスク配信を続々解禁。米津 玄師の『感電』、『Lemon』や、嵐の配信限定シングル『Turning Up』もランク入った。そのほか、今年の顔ともいえるNiziUの『Make you happy』や、瑛人の『香水』もトップ10入り。特にNiziUは、日韓合同オーディションプロジェクト「Nizi Project」が注目を集めるなど、アジア発の新たなガールズグループとして人気となった。


「Rakuten TV」2020年 年間総合ランキング



「Rakuten TV」年間総合ランキングでは、10作品中9作品をアジア発のドラマが占める結果となり、タイ、中国、台湾、韓国など様々な地域のドラマがランキングを彩った。中でも、タイの放送局で2月に放送が開始されて以来、世界中に熱狂的なファンを抱える「BL(ボーイズ・ラブ)」ドラマ『2gether』が1位を獲得。7月に独占先行配信を開始した直後から圧倒的な人気を集め、公開からわずか3カ月間での年間首位獲得となった。『2gether』をはじめとする「BL」作品の人気は顕著で、2位の『TharnType/ターン×タイプ』や3位の『陳情令』、4位の『Until We Meet Again〜運命の赤い糸〜』などが続々ランクイン。10作品中6作品を占め、2020年の最注目ジャンルとなった。



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