2020.03.04

【‶越境EC″総力特集2020】ワサビ、複数店舗に一括出品 越境対応の管理システム

コンサルティングのワサビは、多店舗の一括管理に対応したネットショップ運営システム「WORLD SWITCH(ワールドスイッチ)」を提供している。「イーベイ」など海外ECモールにも出品可能で、商品情報の自動翻訳にも対応している。

「WORLD SWITCH」では、サービス管理画面上に登録した商品情報を活用し、「楽天市場」や「イーベイ」といった国内外ECモールやオークションサイトへ一括出品が行える。店舗間の在庫連携にも対応し、欠品による機会損失や二重受注も防止する。

海外モールに出品する際は商品情報の自動翻訳も行う。専門的な用語も、辞書登録することにより、自然な翻訳が可能だ。受注状況も出店モールから自動収集し、サービス管理画面上で確認が行える。国際スピード郵便やDHLといった海外発送用の送り状発行にも対応している。

大久保社長は、「越境ECとモール運営に長けた、専任のエンジニアを雇う感覚」と自社のサービスを表現する。

導入初期費用は30万円。月額利用料金は規模に応じて30万円から。現在は高単価の中古品を扱う事業者を中心に約60社が導入している。「サービス開始後は、導入企業のほぼ10割が、現在も引き続きサービスを利用してくれている」(大久保社長)と継続率の高さを語る。

19年11月には、商品管理アプリ「STOCK SWITCH(ストックスイッチ)」の提供も開始した。スマホで撮影した商品写真をもとに情報を自動収集し、登録や在庫管理の手間を軽減する。取得データを「WORLD SWITCH」と連携することでさらなる効率化を図れるという。

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