2020.03.04

【‶越境EC″総力特集2020】Relic、クラウドファンディングで越境EC支援 海外向けサイトを順次開設

橋本啓介事業プロデューサー(写真左)とエンジニアの赤木宏志氏

Relic(レリック)は1月、提供するクラウドファンディング(CF)サイト構築サービスを活用した、台湾向け越境EC型のCFサイトを開設した。今後、世界各国に向けたCFサイトを開設し、事業者の越境EC参入を支援する。

同社が手掛けるCF構築サービスは、導入サイト間で商品の相互掲載を行えるのが特徴だ。商品を1サイトに掲載するだけで、ユーザー層の異なる複数のCFサイト上で販売やテストマーケティングが可能となる。国内ではすでに約30サイトがサービスを導入し、CFサイトのネットワークを形成している。

Relicは、越境ECでも同一の取り組みを推進している。1月9日には、日本の魅力を海外に発信するウェブメディアの運営企業と共同で、台湾向けCFサイトを開設した。提携先のウェブメディアで情報発信するほか、商品ページの翻訳や、物流面のコンサルといった支援も行う。

海外向け事業を手掛ける橋本啓介事業プロデューサーは、「国内事業と同一の方法で海外展開を行えるよう準備を進めていた。国内CFサイトに掲載している商品も、ニーズに応じて積極的に越境ECの利用を提案する」と語る。
 
将来的には、こうしたCFサイトを各国に向けて開設し、国内同様にCFサイトのネットワーク形成を目指す。エンジニアの赤木宏志氏は「今年中には、アジア圏を中心に5~6カ国まで展開国を増やしていきたい」とサービス拡大への意気込みを語る。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事