2020.11.20

テレビ朝日、EC・テレビ通販のイッティを子会社化 テレビと連携した通販事業を強化

テレビ朝日は11月12日、商品開発から通販まで手掛けるイッティの全株式の取得し、完全子会社化すると発表した。テレビ局の新たな収益方法の構築を目指す中、M&Aによりテレビ放送と連携した通販事業の強化を推進したい考えだ。

テレビ朝日は中期経営計画「テレビ朝日360°」において、コンテンツを核に放送や通信での発信力を生かし、収益の最大化を図っている。その中で、テレビ放送と連携した通販事業は重要な事業の一つだと考えている。通販事業をさらに拡大するため、通販向けの商品開発力や販売力を持つイッティの株式を取得し、連結子会社とすることにした。


「テレビ朝日360°」の取り組みイメージ

テレビ朝日ホールディングスの2020年4-9月期(中間期)の通販を中心としたショッピング事業の売上高は、前年同期比24.8%増の62億1900万円だった。イッティの買収でさらに事業規模拡大を目指す。


2020年4-9月期の決算説明会資料より

イッティは「魅力をプロデュースする」を企業理念に、自社企画・開発商品を、ECサイトやテレビ通販などで販売している。ECにおいては「楽天市場」の「ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞した実績もある。商品開発においては健康や美容に関連したアイテムが多い。過去には消費者庁から景品表示法違反で措置命令を受けたこともあった。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事