2020.11.12

【速報】アリババ「独身の日」、流通総額は85%増の7.8兆円 JD.comとの合計は11.5兆円に

中国EC最大手のアリババグループが11月11日まで実施した、年間最大のセールイベント「独身の日(ダブルイレブン)」セールの流通総額は、4982億元(約7.8兆円)になった。昨年の流通総額と比べ85.6%増になり、過去最高を記録した。配送件数は約22億件にのぼるという。中国EC2位の京東集団(JD.com)が実施した「独身の日」セールの流通総額は2715億元となり、2社合計で7390億元(約11.5兆円)になった。

「独身の日」はシングルを意味する「1」が並ぶことから、独身者が自分のための買い物をする日として知られていた。アリババグループが「独身の日」にセールを開始したことから、中国全土で大規模セールを実施する日として定着している。中国最大規模のセールイベントであり、今では世界最大規模のセールイベントに成長している。

アリババグループの「独身の日」セールは今年で12回目。これまで事前に予約注文は受け付けていたが、決済は11月11日集約し、セールの販売実績はあくまで11月11日のみの流通総額として計上していた。今回は11月1日から第1弾の販売(決済)を実施しており、商品配送も実施していた。第2弾の販売(決済)は11月11日に実施しており、11日の午前0時30分の時点で3723億元(約5.8兆円)を超えていると発表していた。

日本からも多くのメーカーや小売企業が「独身の日」セールに参加している。昨年の越境EC(中国外からの販売)における国別の流通総額では日本が1位になった。今年は世界89カ国・地域の商品を取り扱っている。11月11日午前1時52分に発表した越境ECの流通総額における国別ランキングでは、1位が米国、2位がロシア、3位がフランスとなった。昨年、1位だった日本は9位にとどまっていた。

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