2020.11.12

新日本製薬、EC売上は22%増 前期比6億円強の増収に

化粧品の通販事業を手掛ける新日本製薬が11月6日に発表した2020年9月期決算によると、同期における国内外のEC売上高は前期比22.3%増の34億4400万円だった。新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、ECの売上高は前期比6億2800万円の増加となり増収をけん引した。
 
ECを含む通信販売の売上高は、前期比0.2%増の308億7500万円だった。ECは国内EC売上高が増収をけん引した。
 
しかし、昨年10月から実施された消費増税の影響や、新型コロナ感染症の拡大に伴うマーケティング施策の遅れなどが影響。全体の売上高は計画した350億円に対し12億7200万円の未達だった。
 
ECは今後の成長戦略と位置付けている。ミドル世代に対して、メルマガ配信などプッシュ型のマーケティングを実施する。ミニマムライフ世代に対しては、ツイッターやインスタグラムの公式アカウントを開設。SNS限定のキャンペーンを実施する。
 
前期のEC化率は10.2%だったが、今期のEC化率は12.8%を目標としている。22年9月期にはEC化率20.0%、長期的には50.0%の達成を計画している。

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