2020.03.03

【‶越境EC″総力特集2020】エフカフェ、現地の顧客対応に強み アリババから好評価の運営代行

ECの運営代行や中国越境EC支援などを手掛けるエフカフェは、日系企業が、天猫国際(Tモールグローバル)に出店・運営を行う際の、立ち上げと運用代行を行っている。同社は、カスタマーサポートをはじめとした複数の点について、天猫の運営を行うアリババから、日系企業の中でも特に高い評価を得ているという。

エフカフェは2013年から、日系企業の中国越境ECへの進出を支援する事業を行っている。アリババとの出店契約手続きから、店舗運営、毎月の販売戦略の立案、商品の配送・物流手段の構築までを一気通貫で支援する。上海には現地法人を有しており、現地での顧客対応も行っている。

これまで、大手化粧品販売企業やホームセンター、医薬品メーカー、キッチン用品メーカーなど、多数の越境EC支援を手掛けてきたという。

同社では、中国の商慣習に精通した人材が、ECの運営を行っている。商品ページの制作や販促などを含め、現地の顧客にとって満足度が高い販売戦略を提案することができるという。

天猫国際での越境ECでは、中国最大のセールイベント「独身の日」の1日だけで、年間の大部分を売り上げ、その他の月は赤字となるケースも多いという。同社の越境EC運営代行の方針としては、早期に毎月一定程度の売上総利益を確保する戦略を提案している。複数の案件で、実際に毎月利益を確保できているという。

「現地では、洗剤や調理器具といった生活用品で、高品質な日本製品の需要が高まっている。現地製品よりも高い価格で販売しても、確実に売れる商品を持つ日本企業を支援し、天猫国際での成長軌道に乗せていく」(エフカフェ・住秀明取締役)と話している。

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