2020.11.08

飲料ECのクリックル、「楽天市場」で5・7月は売上2倍に 商品拡充でさらなる成長狙う

いつでも買い求めやすい価格に設定

水やソフトドリンクのEC事業を展開するクリックルは、新型コロナの影響が表れ始めた今年3月以降、ECの売り上げが堅調に拡大している。ネット販路の中で最も売り上げの規模が大きいのは、「楽天市場」に出店している店舗。5月度と7月度の売り上げが前年同月比2倍を記録した。

外出自粛を心掛ける人や、夏季シーズンによる暑さから購入が加速したとみられる。

「楽天市場」店舗の名称は、「クリックル【水・ソフトドリンク】楽天市場店」。2019年開催の楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーでは、水・ソフトドリンクのジャンル賞を受賞した。

顧客の75%がリピーターだ。「お客さまがいつサイトを訪問しても購入しやすい価格設定を心掛けている」(藤田耕司専務取締役)と言う。期間限定の割引企画やクーポンを配布するのではなく、いつでも顧客が買い求めやすい価格にしている。

現在の商品数は約100種類。今後は品ぞろえの強化にも力を入れていく。商品数は10月から徐々に拡充している。

「(トクホ認証付きの飲料など)健康的になれる、価格がお買い得であるなど、当社はお客さまにとってプラスに働く商品を厳選して扱っている。(その選定基準は)これからも大事にしていきたい」(同)と話している。

健康をサポートする飲料は、体型維持や健康を意識する顧客から引き合いが多い。今後はメーカーを問わずに幅広く扱う予定だ。

これからの季節は食べ過ぎを気にする人による利用が多いという。夏季シーズンは露出が多い服装になるため、体型を気にする人による利用が多かった。


近くラベルレス商品を発売

今後はラベルレス商品のラインアップを見込む。主力商品の国産ミネラルウォーター「ピュアの森」のラベルレス商品を早ければ11月中に発売する。商品を入れるダンボールには、日本語と英語で商品説明を明記する。「ピュアの森」は、購入者の約1割が外国人だ。

ノンアルコールビールの売れ行きも順調だ。人気商品は、ドイツ発祥のノンアルコール「ヴェリタスブロイ ピュア&フリー」。11月からは、同ブランドのスパークリングワインの販売を予定している。クリスマスなどに向けて需要を見込む。


「クリックル【水・ソフトドリンク】楽天市場店」
https://www.rakuten.ne.jp/gold/sktadv/

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