2020.11.07

【老舗の挑戦】江戸創業の茶屋・つぼ市製茶本舗、お茶の魅力や楽しみ方をECで紹介

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嘉永3年(1850年)に堺で創業したつぼ市製茶本舗は、10年前にECサイトの運営を開始した。本格的な煎茶からスイーツまで、幅広い商品ラインアップを取りそろえている。

一番人気の商品は、大阪府から「大阪産(おおさかもん)名品」にも選ばれた「特選 利休の詩(煎茶)」だという。堺で生まれ育ったといわれる千利休の名を冠した同商品は、2019年に大阪でG20が開催された際にもふるまわれたという。それ以外にも堺にゆかりのある著名人の名前を使用した商品を多く扱っており、堺のアピールにもつなげているという。

同社によると、「ペットボトル入りが主流になり、急須で入れたお茶を飲む人が減っている」(営業部 谷本康一郎氏)と言う。同社ではお茶の入れ方を知ってもらうため、ECサイトで入れ方の説明を行っている。定期的にイベントも開催し、入れ方を広めているのだという。

同社で販売している煎茶は「深蒸し煎茶」が中心。一般的なお茶よりも2~3倍長く蒸すため、茶葉が水分を多く吸う。乾燥すると粉末状になるのだという。色は濃い緑色となり、栄養成分やうまみ成分が抽出しやすくなるとしている。

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