エスター、自宅でナイトロコーヒー 本格コーヒーを手軽に

飲料の輸入・販売などを行うエスターは11月、カフェなどで人気が高まっているナイトロコールドブリューコーヒー（以下ナイトロコーヒー）を簡単に作れる「Rujie Falls（ルジェフォールズ）コーヒー」の販売を開始する予定だ。卸も行う方針。同商品は、アンプル内に濃縮されたコーヒーが詰まっており、水の入ったグラスに抽出するだけで、本格的なナイトロコーヒーを楽しむことができる。
　
ナイトロコーヒーは窒素ガスが入った水出しコーヒー。大手カフェチェーンで提供が始まるなど近年注目度が高まっている。
　
アンプル1本には、濃縮されたコーヒーが11ミリリットル入っている。付属されているディスクを水の入ったグラスの上に置き、アンプルをディスクにさすと、ナイトロコーヒーができる仕組みとなっている。水の量は120~150ミリリットルが適正だという。
　
同社は、2020年10月5~7日に開催された「CAFERES JAPAN2020」に出展。アンプル式コーヒーの珍しさもあり、会場内でも注目を集めていた。展示会では、カフェやレストランからの問い合わせが多かったという。今後はギフト商品としての展開も考えているようだ。
　
「輸入品のため、まだまだ価格が高め。今後は日本に工場をつくることで、価格を抑え、流通を増やしていきたい」（須原明社長）と話している。現在は卸を中心に展開することを検討している。