2020.03.03

楽天モバイル、4月8日始動で300万人は1年間無料 2年目以降月額2980円

三木谷社長が料金プランを発表

楽天モバイルは3月3日、携帯電話(MNO)サービスを4月8日から本格始動すると発表した。携帯電話の料金は300万人に1年間無料で、2年目以降は月額2980円で提供する。料金プランは1つのみ。楽天回線エリアはデータ使い放題、KDDIの回線を使うローミングエリアは2ギガバイトまで使い放題となる。通話アプリ「Rakuten Link(ラクテンリンク)」を使用すれば通話料金もかからない。



楽天は主要キャリアでは唯一、単一の料金プランを提供する。プランの名称は「UN-LIMIT(アンリミット)」。300万人以上の申し込みがあった場合の料金プランは未発表。契約時の事務手数料は3300円かかるが、ネット申し込みで「Rakuten Link」を利用したユーザーには全額分をポイントで還元する。

楽天の自前の回線エリアである東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫などの一部地域ではデータ使い放題となる。ローミングエリアは2ギガバイトまで使い放題で、1ギガバイト500円で追加できる。海外66カ国でも2ギガバイトまでデータ使い放題とする。

<通信料金プラン>



<通話・SMS料金>
【Rakuten Linkを利用した場合の料金】


【通常の電話およびSMSを利用した場合の料金】


【海外ローミング(データ通信)を利用した場合の料金】


基地局は3月末で3432カ所の基地局を設置する計画だったが、現在のペースでは4400カ所建設できる見込みだ。2月時点で3490カ所を建設している。1年後には全国47都道府県に基地局を設置する見込みだという。

楽天の三木谷浩史社長は、「これらのサービスを含めて『Rakuten BIGBANG(ラクテンビッグバン)』と言っている。われわれはノーガード戦法で戦う」と意気込む。

三木谷社長は、「通信の民主化を図る。SIMロックや最低利用期間はなく、契約解除料は一切かからない」という点もアピールする。

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