2020.11.03

ZOZO、中間期の商品取扱高16.3%増 「ZOZOTOWN」成長鈍化も「PayPayモール」やBtoBが拡大


BtoB事業は「FBZ」効果で140%増


BtoB事業では2019年10月から、「ZOZOTOWN」と自社ECの在庫一元化を図る、フルフィルメント支援に特化したサービス「Fulfillment by ZOZO(FBZ=フルフィルメント・バイ・ゾゾ)」を開始し、利用企業を伸ばしている。BtoB事業の商品取扱高は、同140.9%増の106億2500万円にになった。

中間期の連結業績における売上高は同16.2%増の664億9200万円、営業利益は同50.2%増の199億500万円、経常利益は同52.9%増の199億5200万円、四半期純利益は同76.1%増の139億4300万円だった。

4月に有料会員向けのポイント付与を終了したり、物流拠点を集約するため一部センターを閉鎖したことで、賃借料が減少したことが粗利率の改善に寄与したという。


11月には「Xショッピング」の提供開始


2021年3月期における商品取扱高は、前期比12.2%増の3873億円を計画している。

10月にはタレントやインフルエンサーとファッションブランドを制作するD2C事業「YOUR BRAND PROJECT (ユアブランドプロジェクト)」の第1弾アイテムを発売したり、新たな体型計測スーツ「ZOZOSUIT2」をリリースしたりしている。


23ブランドが決定、順次販売を開始している

11月には「ZOZOTOWN」や「PayPayモール」でリアル店舗の在庫を確認したり、取り置きしたりできるサービス「X(クロス)ショッピング」の提供を開始する。


「Xショッピング」でリアル店舗の在庫を確認したり、取り置きしたりできる

「新規のリピート傾向は悪くない。また認知拡大のテレビCMなどを検討している」(同)と話す。新たな商品やサービスを広く提案し、ユーザーとの関係強化を推進する。

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