「楽天SOY2019パソコン・周辺機器大賞」受賞
日本HPは、運営する「HP Directplus（エイチピーダイレクトプラス）」が「楽天SOY2019」において、パソコン・周辺機器「大賞」と「ダブルイヤー賞」を受賞した。2017年から、楽天市場のセールに合わせ、ポイントのプレゼントなど独自企画を実施しており、これが受賞につながったとみている。
2017年に実施したブラックフライデーをきっかけに独自の企画のタイミングを楽天のセールに合わせた。この企画により、楽天市場のデイリーランキングで1～10位を独占した時もある。現在も企画は続いている。
企画は「店長の生誕祭」や半年に1回実施する「ブランドデー」など。2019年10月期のEC売上高は非公開だが、2年前の2倍増で推移しているという。
若い層のPC需要が伸びていることも増収要因の一つに挙げている。SNSやユーチューブなどの動画サイトが普及したことで、動画や画像の編集ができる機能を搭載しているPCの人気に火が付いた。
2019年は前年に引き続き女性向けノートパソコン「もんちっち」の販売が売り上げをけん引した。「もんちっち」の販売ページでは、猿のマスコットキャラクターがＰＣについて解説する。性能や機能、特徴についてキャラクターが分かりやすく説明し、パソコンが苦手な新規顧客の購入につなげている。
2019年から、楽天とビックカメラが運営する「楽天ビック」によるオムニチャネルの活用も積極的だ。「楽天ビック」による店舗への送客を利用し、実際にECサイトで販売しているPCなどを体験してもらい、利用イメージをつかんでもらい販売につなげている。楽天のポイント目当てで来る人も多数いるため、相乗効果を生み出している。
Eコマース事業本部の中村薫氏は「ウインドウズ7のの切り替え期間は終了したが、まだ完全に移行が終了していない人も多数いる。PCの需要はまだ伸びているので積極的に新規顧客を獲得していきたい」と意気込んでいる。
「HP Directplus楽天市場店」 
