2020.10.30

ZOZO、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT 2」発表 より緻密な3Dモデルを生成、パートナー募集も

ファッション通販サイト 「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは10月29日、より精緻な身体3Dモデルの生成を実現する高精度な計測テクノロジーとして、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT2」を発表した。スマートフォンを使い高精度な足の3Dサイズ計測が簡単にできる「ZOZOMAT」と「ZOZOSUIT2」の計測テクノロジーを活用し、新サービスを共創するパートナー企業の募集も開始した。

「ZOZOSUIT2」は、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(旧ZOZOSUIT)」のデザインと、計測結果を用いた3Dモデル生成のアルゴリズムを大幅に改善しながらも、基本的な計測方法および計測の手軽さはそのままに、より精緻な身体の3Dモデルを生成できるを3D計測用ボディースーツ。

一般的に、身体のより正確な3Dモデルを生成するには、3Dレーザースキャナーなどが必要となるが、「ZOZOSUIT2」の3D計測結果は、3Dレーザースキャナーの3D計測結果と比較した際に平均誤差が3.7mmとなる精度の高さを示している。

「旧ZOZOSUIT」と比べてマーカー数を約50倍にしたことで、マーカーの計測解像度も約50倍になった。スマートフォンのカメラで読み取れる情報量が増加したことで、曲部を含め、より詳細に体型情報を捉えることができるという。


マーカー数が約50倍に増加し、より詳細な体型情報の取得が可能に

マーカーのデザインも変更した。「旧ZOZOSUIT」では2mmのドットを認識対象としていたが、「ZOZOSUIT2」では、認識対象を6mmのマーカーに変更。これにより、認識性が向上し、スマートフォンのカメラでより多くのマーカー情報をとらえることが可能となった。


マーカーのデザイン変更で、認識性が向上

撮影中の動きを補正する技術や、輪郭情報を使って3Dデータを最終的に補正する技術等の導入し、身体3Dモデルを生成するアルゴリズムを大幅に改善。より精緻な3Dモデル生成が可能になった。


アルゴリズムの大幅改善で、より精緻な3Dモデル生成が可能に

「ZOZOSUIT2」は、より高い精度の計測データが求められるスポーツウェアやアンダーウェアなどの開発やサイズ推奨をはじめ、フィットネスや予防医療、ヘルスケア、ゲーム、エンタメなど、ファッションの枠を超えた、さまざまな領域における活用を模索していく。


さまざまな領域での活用を模索

「ZOZOSUIT2」と併せて足型計測マット「ZOZOMAT」でも共創パートナーを募集する。


「ZOZOSUIT2」特設ページ
https://corp.zozo.com/measurement-technology/

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