2020.10.24

「ART TECHNOLOGIES ONLINE」、レンタルアートを第三者に販売することも可能

居松篤彦社長

法人向けのアート販売・レンタル事業を手掛けるArt Technologiesは2020年6月、アート作品を販売する自社ECサイト「ART TECHNOLOGIES ONLINE」をオープンした。メールやLINEを通して寄せられる、アートに関する相談に無料で対応しており、アートを飾りたい空間に合う作品を提案することもあるという。

問い合わせは、特に、メールで寄せられることが多いという。ユーザーが、希望のアートのイメージや予算を伝え、飾りたい空間の写真を送付すると、お薦めの作品を提案してくれる。ユーザーには、飾りたい空間にアートを配置した合成写真も送付するとしている。ECサイトでの作品の提案では、「ギャラリーで相談を受けるときと同様、顧客のニーズや、飾りたい空間に合ったアートをコーディネートするようにしている」と言う。

同社は、2019年に都内の馬喰町にオープンしたギャラリーでも、作品の展示・販売を行っている。ECサイトで作品を知った顧客が、「実物を見たい」とギャラリーを訪れ、その後購入に至るケースも少なくないという。オンライン・オフラインを有効活用し、相互送客を行っている。

同社では、「ECサイトは、アーティストを知ってもらう場として立ち上げた」と話す。同サイトは、メディアとしての機能も備えており、アーティストにフォーカスした記事も掲載している。アーティストのプロフィールページも設けている。コンテンツは定期的に更新しているという。

同社の設立は2019年。オフィスや店舗などに飾るアートのレンタルがメイン事業だ。気に入れば、レンタルした商品を購入することもできる。法人向けプラン「アート・プレオプション」の人気が特に高いという。同プランは開始1年で50社以上が利用しており、その3分の1以上が上場企業だという。


OKIEイメージ写真(QRコード記載のキャプション付き)

同社は10月、レンタルしたアートを、第三者に販売することもできる定額制サービス「OKIE(オキエ)」を開始した。顧客企業は、月額1万円でアートをレンタル。オフィスや店舗に、「販売価格とQRコード」付きで展示できる。購入希望者がQRコードで同社サイトにアクセスし作品を購入するという仕組みになっている。作品が売れた場合、レンタル展示していた企業は、販売価格の10%を販売手数料として、受け取ることができる。


「ART TECHNOLOGIES ONLINE」
https://art-technologies.online/

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事