2020.03.02

MTG、ブランド特許権侵害訴訟で申立認められる 損害賠償金約4億4000万円

左から、「ゲルマ 美容ローラー スピカ24K JDR-300」 「ゲルマ ミラーボール美容ローラーシャイン DR-250C」 「ゲルマ ミラーボール美容ローラーシャイン DR-250P」 (他、計9製品が対象)

MTGはこのほど、ファイブスターに対し起こした特許権侵害訴訟について、知的財産高等裁判所(特別部)がMTGの申し立てを認める判決が下したと発表した。譲渡などの差し止め、製品の廃棄、損害賠償金約4億4000万円の支払いを認める判決を下した。

MTGは、ファイブスターに対し、特許権侵害に基づき「ゲルマ ミラーボール美容ローラー シャイン」など合計9製品の譲渡などの差し止め、製品の廃棄、損害賠償金の支払いを請求していた。知財高裁の大合議制度は、重要な法律上の争点を含み企業の経済活動や、産業経済に重大な影響を与える知的財産権を巡る紛争に対して、一定の信頼性があるルール形成、高裁レベルでの事実上の判断統一の要請に応えるべく、裁判長4人を含めた計5人の裁判官により審理および裁判を行う制度として、2004年4月に導入された。本判決は、2004年の制度開始以来、14件目にあたる。

MTGは今後も、「ブランド開発カンパニーとして、MTGが所有する知的財産権を侵害すると判断した場合、適切かつ厳正に対応していく所存です」としている。

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