2020.10.19

BEENOS、東南アジア最大級のECモール「Lazada」と業務連携 日本企業の海外販売支援体制を強化

BEENOSは10月19日、連結子会社であるBeeCruiseにおいて東南アジア地域最大級のECプラットフォーム「Lazada(ラザダ)」との連携を開始した。「Lazada」認定の公式パートナー(Lazada Partner)として、日本企業の「Lazada」出店をサポートし、東南アジアでの販売機会の増加を支援する。

「Lazada」は、中国の電子商取引市場最大手の「阿里巴巴集団(アリババグループ)」が展開する東南アジア地域における最大級のECプラットフォーム。東南アジアという多様性に富んだ地域で、テクノロジー・物流・決済のネットワークを通じて、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムでの事業拡大を積極的に進めている。現在、「Lazada」は多くのブランドや企業に選ばれており、2030年に3億人のカスタマーにサービスを提供することを目指して成長を続けているという。

BEENOSグループは「Lazada」との業務提携により、6カ国(インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナム)の市場に同時参入が可能となる日本企業の出店サポート「Lazada旗艦店出店代行メニュー」の提供を開始した。国内向けECサイトを保有する企業は、BEENOSグループと連携することで「Lazada」への出店サポートサービスを受けることができる。

同サービスでは、掲載する商品ページは「Lazada」の規則にのっとりBEENOSグループが翻訳、適正化し、現地の消費者からの問い合わせにも対応を行う。商品データの登録連携および商品ページやカスタマーサポート、海外配送の運用代行を行うことで、日本企業が特別なオペレーションを追加することなく、東南アジアの消費者への販売を行うことができ、各国旗艦店の設置及び運用が可能になるとしている。

BEENOSグループは、モノ・人・情報を「日本から海外へ」、「海外から日本へ」と双方向に繋ぐグローバルなビジネス展開を強みとし、グローバルECサービスの運営やインバウンド需要を見込んだ日本独自のコンテンツ商材の企画・開発、さらに世界11カ国80社以上の企業への出資を行っている。越境EC関連サービス「転送コム」と「Buyee」においては、両サービスあわせて2200以上の国内ECサイトの海外販売をサポートしており、国境を越えた商取引の障壁となる「言語」「決済」「物流」の問題を解消することに加え、海外発送オペレーションやグローバルなカスタマーサポートなど独自のノウハウを培ってきたという。

グローバルECサービスの運営において、海外のマーケットプレイスに販路を拡げ、世界中への流通を実現する一気通貫した販売チャネル「グローバルプラットフォーム」の構築を目指しており、独自のネットワークで海外の主要なマーケットプレイスと連携し、事業展開を行っているという。今回の「Lazada」と業務提携により、成長市場である東南アジアでの販売の機会を増やし、日本企業の可能性を拡げる一助となることを目指す考えを示した。

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