2020.10.14

オイシックス・ラ・大地、食品ロス削減を推進 特設サイト「食品ロス削減アクション2020」を開設

オイシックス・ラ・大地は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の3ブランドにおいて、商品を通じた食品ロス削減の継続的な取り組みを推進している。このほど10月の食品ロス削減月間に合わせ、同社の取り組むを伝える特設サイト「食品ロス削減アクション2020」を開設した。

「Oisix」では、畑の食品ロスにも貢献するミールキット「Kit Oisix」を提供。一般の市場を経由して出回る野菜は規格が決まっているが、ミールキット「Kit Oisix」で使用する野菜は加工するためサイズの基準を設けていない。サイズの大小があっても、生産者と生育状態などについて直接話し合いながら、畑で育った食材を余すことなく活用しているという。またミールキット「Kit Oisix」には、調理に必要な材料が必要な分量だけ入っており、食材を余らせて腐らせることもない。同社が実施した調査によると、「Kit Oisix」を利用した場合、1食あたりの廃棄量を1/3に削減できたという。


「Kit Oisix」では一般的に「規格外」とされるサイズも積極的に利用

「らでぃっしゅぼーや」では、家庭から出る野菜くずを肥料にできるコンポスト「パリパリキュー」を販売。自社便でその肥料を回収し、契約している生産者の畑に再び戻して野菜を育てるサステナブルな取り組みを実施している。また今年は、既存卸先に卸すことができなくなり、在庫消化に困っている果物のジャムを支援販売する取り組みも行なったという。

「大地を守る会」では、切身の加工時に出る切り落とし部分や、色や形ではじかれるわかめ、市場流通できなかった小サイズの魚などを「もったいナイシリーズ」として販売。また契約栽培でも、気候の変化などで多く採れてしまった野菜や果物を中身はおまかせで届ける「豊作くん」として販売するなど、生産現場を応援し、食品ロスの削減にも貢献している。さらに今年は、休校や飲食店休業のため売り先がなくなり余ってしまった海産物を販売する生産者支援も行う。

その他、会員制の定期宅配というビジネスモデルを活かし、販売量の計画に基づき、畑に種を植える作付けの段階から生産者と契約することで食品ロスの削減を図る。物流拠点での検品時に発生する食材の拠点近隣の子ども食堂への提供などの取り組みも実施している。

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