健康食品・化粧品の総合受託メーカーである
東洋新薬は、プロテインの弱点を克服した素材として、次世代アミノ酸「BEAA(Balanced Essential Amino Acid)」を提案している。BEAA3グラムで、ホエイプロテイン20グラム相当の、「運動による体づくり」をサポートするなど、少量で効果が期待できるという。ホエイプロテインの価格が高騰する中、プロテインの代替素材としての注目度が高まっているのだという。動物試験では、プロテインとの併用で筋合成速度増加作用も確認されている。プロテインと組み合わせて配合し、プロテインの配合量削減につなげることも可能だという。同社のBEAAは、味も飲みやすく、温かい液体に溶かすこともできる。スポーツからロコモ、ダイエットまで幅広い用途で、老若男女に提案できる素材だとしている。同社の髙垣欣也副社長に、BEAAの魅力について聞いた。
―—「BEAA」について聞きたい。
東洋新薬は、受託製造会社でもあるが、原料開発会社としての側面も持つ。BEAAは、当社が開発した独自素材の一つで、アミノ酸の複合素材だ。当社が独自のバランスと技術で配合を行っており、”次世代のアミノ酸”と呼んでいる。お客さまのブランドを守るため、配合特許や周辺特許も取得している。
BEAA3グラムでホエイプロテイン(以下ホエイ)20グラム相当の、「運動による体づくり」をサポートするというエビデンスを取得している。BEAAの栄養効率は、ホエイの6.7倍と言い換えることもできる。プロテイン関連、”体づくり”関連でいろいろと使っていただきやすい素材だと考えている。
▲全身筋量の変化と下肢筋量の変化
――開発の背景は?
”体づくり”の市場が大きく伸びていることがある。サプリメントから、食事などを通じてより自然に取り入れてもらえるものまで、幅広い世代の”体づくり”を支援できるよう開発した。少量で効果を発揮するよう設計している。
一方で、世界的な需要の高まりの中で、ホエイプロテインの価格はここ2年で2~3倍に急騰している。当社のようなメーカーにとっても、販売会社にとっても経営課題となっており、スキムミルクやソイプロテインなど、代替原料を探す動きになっている。そんな中、当社が開発したBEAAは、少量で効果を発揮できるため、摂取しやすい。しかもホエイと比べて低カロリーと、メリットが大きい。BEAAは、ホエイの代替としても役立てていただけるのではないかと考えている。
プロテインと比べたときの優位性としては、溶けやすさなどもある。プロテインは溶けにくく、乳化剤を入れて造粒したり、ユーザーにシェーカーで振ってもらったりすることが必要だった。また、タンパク質なので熱凝集でダマになったりもする。一方でBEAAはそうした心配がない。
今は機能性表示食品が花盛りで、プロテインを配合した、多様な組み合わせの機能性表示食品が市場で販売されている。プロテインの場合、分析がしにくいケースがあったが、BEAAの場合、そうした心配もない。機能性表示食品としての活用においても相性の良い素材と言える。
※それぞれ300mlの熱湯に溶かし、上清50mlを分取して撮影
――ホエイの価格高騰が続いているが、BEAA配合のサプリならば、コストメリットを期待できるか?もちろんだ。1日当たりの摂取量で考えたとき、〝ちょっと価格が下がる〟程度ではない。〝経営的にインパクトのある〟コストメリットを享受していただけると考えている。BEAAは安定供給も可能だ。発売以来値上げを行っておらず、当面その必要も感じていない。