2026.09.24

TUISS DECOR、DtoCで日本のブラインド市場を開拓 需要拡大を狙う

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TUISS DECOR 商品企画 石井美沙氏(左)、早崎英二社長(右)

英国発のブラインド専門ブランド「Tuiss(チューイッシュ)」を展開するTUISS DECOR(チューイッシュデコア)が、日本市場でDtoCモデルを軸にEC事業を拡大している。現在は売り上げの約9割を自社ECサイトが占めているという。

国内の窓装飾市場ではカーテンが主流で、ブラインド市場は大手3社が中心となっている。選択肢が限られる中、同社は欧州で人気の布地や機能性の高い生地を2500点以上そろえ、デザイン性と価格の両立を図る。  

DtoCモデルを採用し、中間業者を介さず、工場から商品を直送する仕組みを構築している。市場価格より4~8割ほど安く提供できるほか、1ミリ単位のサイズオーダーや、穴あけ不要の「つっぱり式」「カーテンレール取り付け」など、賃貸住宅でも使える仕様をそろえる。

採寸から注文・取り付けまでオンラインで完結できるサービスを提供している。生地サンプルの取り寄せや採寸方法の確認、取り付け動画の閲覧など、購入前後の不安を解消する導線を整備した。
 
「モールでは情報が分散しやすいため、自社ECサイトに情報を集約し、検討段階での離脱を防ぐ導線を整えた。マーケティングでは、検索広告やSEOに加え、国内向けに最適化した広告クリエイティブが奏功した。”賃貸OK””2500点以上から選べる”など、顧客が重視する要素を分かりやすく打ち出した」(マーケティングマネージャー 虻川稜太氏)と話す。

近年は動画広告にも注力し、ハニカムシェードの断熱性能や、設置によって部屋の印象が変わる様子を伝える動画をYouTubeなどで配信している。さらに、フォロワー数1万~10万人規模の生活系インフルエンサーとの連携を進め、実際の部屋での使用感を紹介する施策も展開しているという。
 
「国内ではカーテンが主流で、ブラインドの選択肢が限られていた。海外の多様なデザインを求める層に手応えがあり、ECで情報を集約することで検討時の不安を減らせた。動画施策については、ブラインドは生活者の理解がまだ十分に進んでいない商材だ。使用時のイメージを伝えることで、検討段階での離脱を防げる」(同)と話す。

今後の展望について、「国内でもリフォーム需要の増加や欧米の生活スタイルへの関心の高まりから市場は拡大傾向にある。DtoCモデルを生かし、日本の暮らしに合う価格・品質・デザインの三軸で差別化を進め、価値を広げながら事業を成長させたい」(早崎英二社長)と語った。

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