2020.10.05

スクロール360、MAツールを提供 通販特化型で「リアルタイム分析」「同梱物管理」まで対応

EC支援ソリューションを提供するスクロール360は10月5日、EC・通販事業者のマーケティング支援として、通販特化型のマーケティングオートメーションツール「スクロールMA(スクロールエムエー)」の提供を開始した。「スクロールMA」の提供により、EC・通販事業者における顧客関係性強化などをフロント部分から物流代行、受注代行などのバックオフィス業務の効率化まで全方位でサポートするためのサービスメニューをより一層強化できたという。

マーケティングオートメーション(MA)ツールとは、集客や販売促進、CRMなどのプロセスを自動化し、企業のマーケティング活動を支援するツールのこと。「スクロールMA」はEC・通販事業者のマーケティング分析、施策実行(メルマガ配信、同梱物制御など)を、高品質で実行できる。

これまでのMAツールは、EC・通販事業に特化したものが少なく、ツールを導入したものの使いにくい、物流との連動性がないといった課題があった。これらの課題を解決する、EC・通販事業に特化したツール「スクロールMA」を、DBマーケティングに強みを持つスプリームシステムと提携し、共同開発した。

「スクロールMA」は、EC・通販事業に必要な機能を用意している。他のMAツールは、幅広い事業領域に対応するために汎用的な機能が多く実装されていた。「スクロールMA」では、EC・通販事業に特化することで、特に重要な「新規顧客獲得からリピート購入の流れ」を細分化し、ポートフォリオ分析、ディシジョンツリー分析、セグメント分析などを迅速に実行、施策に反映することができる。


顧客推移を通販に適した切り口で分析、可視化

手軽にリアルタイム分析を実施することも可能。EC・通販事業に必要な切り口での集計、分析を実行するためには、事前に集計加工済みデータを用意することが一般的だが、「スクロールMA」では強力な集計機能により、事前に集計加工済みデータを作る必要なく、生データを元にリアルタイムに画面上で分析できる。


売上軸・顧客軸・商品軸・その他軸での100種以上の豊富な分析機能

物流サービスと連携できる点も特徴だ。他のMAツールはオンライン施策(メルマガなど)はスムーズに実行できるものの、オフライン施策(商品の同梱物にクーポンチラシを入れるなど)はMAツール外でコントロールする必要があった。「スクロールMA」ではスクロール360の保有する物流システムと連動し、同梱物マーケティングもワンストップで実行できる。


顧客との接点を作るシナリオを自由に構築

充実したサポート体制も整えている。導入までに時間がかかる、導入後の施策実行がうまく進まない、ということは、MAツール導入のよくある課題。導入時のサポートはもちろん、導入後のマーケティング戦略もコンサルタントが支援する(一部有料)。過去のEC・通販ノウハウを反映させた分析、施策実行が着実に進行するようにEC・通販事業者に合わせた体制を構築していく。

「スクロールMA」の料金プランは、初期費用40万円(税別)~、月額15万円(税別)~。事業規模(顧客数、メールアドレス数)や成長に合わせて、最適な料金プランを提案する。MAツールの導入、運用を行う中で、人手が足りない場合は、MAの運用代行を請け負うことも可能だという。

サービス開始時点では、主に定期販売商品のEC・通販事業者にフォーカスしている。今後、1年以内を目処に、品ぞろえ型のEC・通販事業者にも使いやすいものになるよう、サービスを増強していく計画。


「スクロールMA」特設サイト
https://lp.scroll360.jp/scrollma/

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