2020.10.02

【「楽天市場」禁止タグに対応】ECデータバンク、スマホ商品ページに類似商品を自動掲載できる「EC-UP」を試験提供

ネットショップの効率化・自動化サービスを提供するECデータバンクは9月29日、「楽天市場」内のスマホ用商品説明文に、AIが自動抽出した類似商品情報を自動で掲載&更新できるサービス「EC-UP(イーシーアップ)」のクローズドβ版をリリースした。「楽天市場」のスマホサイトのリニューアルに伴い、使用が禁止されたiframeタグを使わない回遊性アップ施策を実現し、EC事業者の「楽天市場」のスマホ経由の売上拡大に貢献する。

「楽天市場」では、9月29日に実施した仕様変更により、これまで利用できていたいくつかのタグが利用できなくなった。その中の一つであるiframeタグが禁止されたことにより、各商品ページにおける「同シリーズ商品の紹介」「類似商品の紹介」といった「買い回り」と呼ばれる回遊性アップの施策が困難になったという。「EC-UP」は、使用ができなくなったiframeタグなどを使わずに、「楽天市場」の「スマホ用商品説明文」にて、AIが抽出した類似商品を自動表示&更新できる点が最大の特徴となる。

iframeタグの禁止により、ショップの類似商品の掲載には利用可能なHTMLタグだけを用いる必要が生じており、そのためには商品ごとにページを作りこむ必要があるという。その場合、今回行われた仕様変更の対応に加え、今後商品を追加する際やリニューアルする際にも大変時間がかかる作業が生じるが、この作業を行わない場合、商品ページ最下部にある「楽天市場のおすすめ商品」より他ショップの商品に移動する、検索結果に戻るなどユーザーの離脱につながり、回遊率の低下が予想されるとしている。


離脱を防ぎ、回遊を促す

「EC-UP」では、AIが抽出した類似商品の自動表示・自動更新により、iframeタグの禁止に伴う課題に対応。自動更新が行われるため、価格や商品名は自動で変更でき、売り切れ商品を掲載し続けることもないという。ショップ運営者は手間をかけずに、商品ごとに最適な類似商品を掲載できるとしている。今回のリリースはクローズドβ版としての提供だが、希望のショップは「EC-UP」のホームページから連絡を受け付けており、リリース時に連絡する。年内には正式サービスとしてリリースする予定だ。


管理画面から適用したい商品と掲載箇所を選択するだけで作業完了

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