2020.10.02

「ショップチャンネル」、AIがファッションコーデを提案 「Vue.AI」のパーソナライズドレコメンドを導入

コーディネート提案イメージ

通販・テレビショッピングの「ショップチャンネル」を運営するジュピターショップチャンネルは10月1日、Mad Street Den Inc.の提供するAIソリューション「Vue.AI」の「ショップチャンネル」ECサイトへの導入を決めたと発表した。10月16日よりECサイトにおいて、ユーザーそれぞれの好みに合わせてパーソナライズしたファッションコーディネート提案をスタートする。

「Vue.AI」は、画像認識とデータサイエンス技術を用い、ファッション小売業における次世代型のカスタマーエクスペリエンスを提供する製品ソリューション。

今回「ショップチャンネル」ECサイトに導入するパーソナライズドコーディネート提案は、「Vue.AI」の優れた画像認識とAI技術により、利用者一人一人の好みに合わせた商品をコーディネートで提案するもの。「ショップチャンネル」ECサイトでファッション商品を閲覧中に「コーディネ-トにおすすめのアイテム」ボタンをクリックすると、その商品と相性の良いファッションアイテムを最大4アイテムを使ったコーディネート案を5パターンまで提案する。


ファッションの商品ページに 「コーディネートにおすすめの商品」と表示

「Vue.AI」では、AI技術により「ショップチャンネル」のファッション商品画像を解析し、色・パターン・ネックライン・スタイル等の商品タグ情報を自動で生成。加えてユーザーの閲覧履歴や購入履歴から好みの色・柄・形・スタイル等の解析を実行。商品情報とユーザーの嗜好を組み合わせて学習し、パーソナライズしたコーディネートの提案を行うという。

ショップチャンネルの全体の売り上げのうち、31%はファッション商品であり、利用頻度の高いユーザーがファッション商品を好んでいるというデータもあることから、2019年度以降は特にファッションの強化に取り組んでいるという。商品そのものの強化に加え、売り場であるECサイトでの販売強化を検討する中で、ファッション特化型・AI技術・画像認識という3つの強みを持ち、幅広いソリューションを提供している「Vue.AI」に魅力を感じ、導入に至ったとしている。

新型コロナウイルスの影響により生活様式が変化したことで、通信販売は消費者に必要なインフラとして改めて認知され、利用が拡大している。商品を直接手に取ることができないなかでも、自身に本当に必要なもの・合うものを見極めて購入したいという消費者の希望に寄り添い、心地よい買い物体験を提供することが求められているとし、両社の協力により、ユーザーそれぞれの好みを反映したコーディネート提案によりファッションを楽しんでもらい、心躍る買い物体験を提供し続けることを目指すとしている。

今回の導入に伴い、ジュピターショップチャンネル オムニコンテンツ企画開発本部の加藤誠副本部長は、「『Vue.AI』は、アパレルのみならずジュエリーやファッション小物も含めたトータルコーディネートの提案ができ、ショップチャンネルの商品バリエーションをいかすことができると考えました。今回の導入により、コンタクトポイントごとに異なる切り口で商品提案が可能になります。テレビ放送ではブランドの世界観を反映したおすすめの着こなし、ファッションを特集する専用ページ『ショップチャンネル スタイル』ではバイヤーのいちおしや季節に合わせたコーディネート、そしてインターネットサイトではお客様一人一人に合わせたコーディネートという3つです。『Vue.AI』によって実現する新しいお買い物体験の提供によって、『ショップチャンネル』全体のサービス向上を目指してまいります」とコメントした。

Mad Street Den Inc.の真家裕子日本代表は、「新型コロナの影響によって全世界で通販の需要が劇増しており、今までネットでお買い物をしたことがないお客様もECで購入するようになってきました。一方で、膨大な商品の中から今自分が欲しいもの、似合うものを探し当てるのは容易ではありません。『Vue.AI』にはAIで解析するスタイリング機能があり、『ショップチャンネル』のインターネットサイトでのお買い物に新たな“わくわく感”を創出していきたいです」とコメントを寄せた。


「ショップチャンネル」
https://www.shopch.jp

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