2026.08.22

中島大祥堂、ギフト需要掘り起こしEC比率25%に

0

いもくり

丹波素材を生かした菓子製造・販売を手掛ける中島大祥堂のオンラインショップ事業が好調だ。ECによって、実店舗が少ない全国エリアの顧客のギフト需要の掘り起こしを図っており、ブランド全体の売り上げに占めるEC比率は現在25%にまで伸長している。

同社は〝丹波の恵み〟を使った、焼き菓子や生ケーキ、ようかんなどを製造・販売しており、現在、実店舗を関西圏中心に6店舗展開している。全国の顧客に感謝の気持ちを届けることを目的に、EC事業の強化を図ったという。現在のEC会員数は4万5000人に達している。

主な顧客層は実店舗と同様、40~50代の女性。店舗では生ケーキの自家消費が多いのに対し、ECではお中元、お歳暮、敬老の日といったギフトでの利用が主流となっている。

ファン化の施策として成果を上げているのがレビュー施策だ。レビュー投稿へのポイント付与により、現在までに累計3400件以上の声が集まっている。

物流面では、2024年3月に送料無料ラインを7500円以上に引き上げた。配送コスト上昇に伴う対応であったが、結果としてまとめ買いを促進し、客単価の向上につながったという。

また、2024年1月からは、eギフト組み込みシステム「AnyGift(エニーギフト)」を導入し、住所を知らない相手にも贈れる「eギフト」への対応も開始した。現状は累計約160件の利用だが、今後はLINEギフトやヤフーショッピングなど、プラットフォーム経由でのeギフト展開も視野に入れている。
 
今後の戦略について担当者は、「オンライン限定商品のさらなる開発や、店舗で人気の生ケーキの冷凍配送検討など、ECならではの付加価値を追求したい」と語る。

同社はグループ全体で売上高100億円を達成することを目標に掲げており、中期経営計画の中でもEC事業の構成比を飛躍的に高めていく方針だ。「個性のある優良中堅企業」として、デジタルとリアルを融合させたブランド体験の提供を加速させていく。

無料メルマガ会員登録   毎朝、最新ニュースやおすすめ記事を配信         

登録することで、個人情報保護方針に同意したものとみなされます。
会員登録後にメルマガの配信を停止することもできます。

RECOMMENDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING人気記事