2020.10.04

家具のサブスク「subsclife」、自社企画家具「newLDK」を発売 ミニマルなデザインがコンセプト

オリジナル家具「newLDK」シリーズ

家具のサブスクリプション(サブスク)サービスを手掛けるsubsclifeは9月15日、自社企画によるオリジナル家具を発表した。提供サービスの枠組みを広げ、ブランドの認知向上とユーザー層の拡大を図る。

同社が2018年から提供する「subsclife」は、月額制の新品家具レンタルサービス。個人法人を問わず、安価な初期費用で、高品質な商品を提供できるのが強みだ。

2019年5月には家電の取り扱いも開始するなど、サービス範囲の拡大を続けている。現在は、約400ブランド・10万種類の商品をサブスクで提供している。

サービス内容を拡充していく中、新たな試みとして打ち出したのがオリジナル家具の販売だ。9月15日に、初となるオリジナル商品シリーズ「newLDK」を発表。ソファやテーブルなど、家具9点の予約受け付けを、クラウドファンディング(CF)サイト「makuake」で開始した。

「newLDK」は、日本の住居スタイルを考慮し、狭い家の中でも多彩な活用ができるよう「ミニマル」なデザインをコンセプトに開発した家具シリーズ。梱包サイズも最小限に抑え、配送時の負荷を軽減する。

企画デザインには建築家の芦沢啓治氏、製造には、「サブスクライフ」にも商品を提供する、家具の総合商社の関家具が携わっている。「取引先とのコラボにより、今回のオリジナル家具が実現した。今後もこうした取り組みを各メーカーと展開していきたい」(町野健社長)と話す。

「newLDK」の各商品は、CF終了後に「サブスクライフ」内での取り扱いを予定している。

CFページでは、家具の単品・セット販売とともに、「サブスクライフ」のギフトクーポンなども販売。CFページを通じて、自社サービスのユーザー層拡大につなげる考えだ。

「現状の課題はサービスの認知不足。その向上に向け、今回のCFなど幅広いチャネルでの展開を計画している」(同)と展望を語る。


「subsclife」
https://subsclife.com/

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