2020.10.01

アスクル、非対面受け取り本格化 「ロハコ」にヤマトの「EAZY」導入

アスクルは9月30日、日用品ECサイト「LOHACO(ロハコ)」において、ヤマト運輸が提供するEC向け配送サービス「EAZY(イージー)」を導入すると発表した。非対面受け取りの対象となる注文を拡大する。顧客の多様な受け取りニーズに対応し、利便性の向上を図る。

「ロハコ」の利用者には注文時や出荷完了案内時に、都合の良い受け取り方法を指定できるようにする。10月1日出荷分より順次対応を開始。サービスの対象エリアは全国となる。

配送キャリアがアスクルロジストの場合は、注文時にサイト上で「玄関ドア横」「宅配BOX」の受け取り場所を指定できる。


アスクルロジストが配送する場合の受け取り場所の指定方法

ヤマト運輸が配達する場合は、出荷完了後にヤマト運輸が「お届け予定」を通知した後、「玄関ドア横」「宅配BOX」「ガスメーターBOX」「物置」「車庫」「自転車のかご」「建物内受付/管理人預け」などを指定できるようにする。


ヤマト運輸が配送する場合の受け取り方法の指定方法

当初は配送キャリアによって指定方法が異なっているが、今後、注文時に一括で受け取り方法を指定できるようにサービス改善を図る。


コロナ禍のニーズに対応


「ロハコ」ではこれまで、顧客が商品を受け取りたいタイミングに待ち時間が少なく受け取れるように、1時間刻みでの時間帯指定や深夜早朝配送など独自のサービスを提供してきた。

コロナ禍で日用品ECの利用率が高まる一方で、感染防止策を講じた安心・安全な配送へのニーズが高まっている。今年2月には、アスクルロジストが配送する一部エリアに限定して、配達員と対面せずに荷物を受け取れる非対面受け取りサービスのテスト運用を行ってきた。

今回、アスクルロジストの非対面受け取りサービスを本格提供するとともに、ヤマト運輸が提供する「EAZY」を導入することで、全国での非対面受け取りに対応できるようにした。

アスクルの親会社であるZホールディングスとヤマト運輸の親会社であるヤマトホールディングスは今年3月に業務提携を締結しており、今年6月にはグループ会社のZOZOが運営するファッションECモール「ZOZOTOWN」が「EAZY」を導入している。

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