2020.09.28

ZOZO、コーデアプリ「WEAR」で「類似アイテム検索」本格提供 先行導入では商品への興味・購入が1.5倍に

ZOZOが運営するファッションコーディネート(コーデ)アプリ 「WEAR」は9月28日、ユーザーが閲覧するコーデからファッションアイテムを検出し、似ている商品を検索できる新機能「類似アイテム検索」の提供を開始した。見た目が似ている商品を簡単に検索できるようにし、ユーザーの利便性や回遊率向上を図っている。

「類似アイテム検索」では、コーデ画像上にある「画像検索アイコン」をタップすると、「WEAR」に投稿されたコーデ画像に使われているファッションアイテムと似ている商品が簡単に見つかる。「このコーデに使われている洋服が欲しいけど、どう検索したらいいかわからない」「似たような柄や形の商品を一気に見比べたい」など、「気に入ったコーディネートを見つけても、欲しいものを探し出せない」という悩みを解消し、ユーザーが求めているファッションアイテムとの出会いをアシストする。


「類似アイテム検索」の利用イメージ

この技術は、閲覧中のコーデ画像に使われているファッションアイテムの形・質感・色・柄などをもとにAIが似ている商品を検出し、一覧で表示するもの。検出できたカテゴリーから、ユーザーが探したいアイテムを選択することができ、「ZOZOTOWN」で取り扱う約281万SKUの商品の中から、似ている商品を探し出すことが可能。機能開発は、ZOZOテクノロジーズが手掛けた。

コーデ画像に使われているアイテムと似た商品を検索する際に「男性・女性・キッズ」の中から見たいアイテムを絞ることができるため、コーデそのものの性別や年齢に縛られず、欲しい商品を探すことができる。1枚のコーデ画像から、大人と子供の似ている商品をそれぞれ検索して、親子でおそろいコーデを楽しむなど、さまざまな使い方があるという。

スマートフォンブラウザの「WEAR」にて「類似アイテム検索」を先行リリースしており、導入前と比べて商品に興味を持つ人や購入する人の割合が約1.5倍に増加するなど、「WEAR」だけでなく「ZOZOTOWN」の利用拡大にも寄与している。

現在はジャケット、トップス、帽子など9カテゴリーに対応しており、今後も順次拡大予定。「類似アイテム検索」は「ZOZOTOWN」のスマートフォンブラウザとアプリにも導入されている。

ZOZOグループは今年のテーマとして、「MORE FASHION×FASHION TECH」を掲げており、商品の充実や、保有する膨大なデータやテクノロジーの積極的な活用に取り組んでいる。より利便性の高いサイトの構築とサービスの向上を図る計画だ。

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