2026.06.11

イーシーキューブ、業界実務に精通したエキスパートと連携する「EC-CUBE Industry Experts」を開始

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イーシーキューブ、「EC-CUBE Industry Experts」を開始

イーシーキューブは6月4日、業界実務に精通した外部エキスパートと連携し、顧客の業界特有の業務フローや商習慣、実運用を踏まえたEC・DXの構想づくりから、システム設計・実装方針の具体化までを支援する新たな提案体制「EC-CUBE Industry Experts(インダストリーエキスパート)」をスタートした。第1弾として、D2Cをはじめとするデジタル商取引設計に知見を持つ西守穣氏との連携を開始した。

EC構築オープンソース「EC-CUBE」を展開するイーシーキューブが開始した「EC-CUBE Industry Experts」は、各業界の実務・事業・業務プロセスに精通した外部エキスパートと連携し、顧客のビジネス戦略や業務フローを、実運用を踏まえたシステム設計・実装方針へ落とし込むことを支援する取り組み。

単に外部エキスパートを紹介する制度ではなく、BtoB受発注、リユース、マーケットプレイス、D2C・デジタル商取引など、業界固有の商習慣や業務プロセスが複雑な領域において、外部エキスパートの知見を活用し、業界特有の商習慣、業務課題、運用負荷、既存システムとの接続、投資優先順位などを整理し、EC・DXの実現に向けた構想づくりを支援する。

「EC-CUBE」は、標準機能に業務を合わせるのではなく、企業ごとの商流・業務プロセス・顧客体験に合わせて、システムを継続的に適応させていく「進化し続ける、業務適応型コマース」を目指しており、そのために必要な3つの要素として、業界・業務理解を担い、顧客のビジネス戦略、業務フロー、商習慣、実運用上の制約を踏まえて、実現すべき商取引のあり方と実装方針を構想段階から整理する「Industry Experts」。企業ごとの商流、業務プロセス、既存システム連携、顧客体験に合わせて、柔軟に拡張・構成できるコマース基盤として機能する「業務適応型コマース基盤としてのEC-CUBE」。Expertが整理した業務課題や実装方針をもとに、業務変化をより短いサイクルでシステムへ反映する開発プロセスを支える「AI駆動開発」を挙げている。


▲「EC-CUBE」

「EC-CUBE Industry Experts」は、この3つの要素のうち、特に「業界・業務理解」を担う取り組みとなり、業界固有の業務フロー・商習慣・現場運用の整理、顧客が実現したいデジタル商取引の構想具体化、実運用上の負荷や既存システム連携を踏まえた実現方針の整理、事業インパクト、業務負荷、既存システム連携を踏まえた投資優先順位・実装順序の設計、業界特有の論点や顧客課題を踏まえた提案ストーリーの設計などの支援により、EC・DXの構想段階からの業務変革・事業成長に踏み込んだ提案、単なる機能の組み合わせではなく、顧客のビジネス文脈と実運用に即したEC・DX提案を可能にする。

これまで多くの企業システムでは、標準機能に業務を合わせる「Fit to Standard」の考え方が一般的だった。「Fit to Standard」には、システム立ち上げ時の初期負荷を抑え、標準化された業務プロセスに素早く移行できるというメリットがあるが、一方で、企業ごとに異なる商習慣、顧客接点、業務フロー、現場運用を十分に反映しきれず、各社が培ってきた独自の売り方や顧客体験、競争優位をシステム上で表現しにくくなるケースもある。

さらに近年は、AIをはじめとする開発技術の進化により、ソフトウェア開発の生産性は大きく向上しつつある。こうした環境変化により、EC・DXにおいては、単に機能を開発できることだけでなく、顧客の業務を深く理解し、どの業務をどう見直すべきか、どの要件に優先して投資すべきかを判断する専門的な知見の重要性が高まっており、これからのEC・DXでは、開発そのもののスピードや効率だけでなく、専門的な知見に基づき、業界特有の業務フロー、商習慣、現場の運用負荷を整理し、事業成果につながる実装方針へ落とし込むことが重要になる。


▲専門的な知見に基づき、業界特有の業務フロー、商習慣、現場の運用負荷を整理し、事業成果につながる実装方針へ落とし込むことが重要

特に、BtoB受発注、リユース、マーケットプレイス、D2C・デジタル商取引などの領域では、顧客接点、在庫構造、取引ルール、基幹システム連携、現場業務の制約などが複雑に絡み合うため、機能の有無や組み合わせだけを前提とした提案では、十分な事業成果につながりにくいケースがある。

また、顧客自身が「自社の業務をどのように変革すべきか」「業界特有の業務や運用をどのようにシステムへ落とし込むべきか」を十分に整理できていないことも少なくないとし、このような課題に対応するため、イーシーキューブは、業界実務に精通したエキスパートの知見を活用し、構想段階から業務課題、業務要件、投資優先順位、システム設計・実装方針を整理する「EC-CUBE Industry Experts」の開始に至った。

第1弾エキスパート連携を開始した、デジタル商取引設計エキスパートの西守穣氏は、D2C・リピート通販領域での事業経験を軸に、BtoB取引、インセンティブ管理、予約・申込・決済を伴うデジタルサービスなど、多様な領域において、顧客理解を起点とした業務設計・システム設計を推進してきた実務家であり、「EC-CUBE」を単なるECカートではなく、企業ごとの業務や商流に合わせて柔軟に活用できる基盤として捉え、顧客接点、業務フロー、運用体制、データ連携を踏まえた独自システムの構築に携わってきた。「EC-CUBE Industry Experts」では、顧客・利用者理解、業務データに基づく改善サイクル設計などの知見を活かし、顧客のビジネス文脈と実運用に適したシステム設計を支援する。また、「EC-CUBE」をどのように活用すべきかまで踏まえて、業務オペレーションやシステム構成の最適化をサポートする。

今後は、第1弾エキスパートとの連携で得られるデジタル商取引設計の知見を起点にしながら、BtoB受発注、リユース、マーケットプレイス、越境EC・ブランド展開など、業界固有の業務要件が複雑な領域へ、外部エキスパートとの連携範囲を順次検討・拡大していく。

また、Webサイト、イベント、個別提案、導入事例など、顧客との接点においての情報発信を強化し、業界別の課題や業務要件、実運用上の論点を整理したソリューションページの拡充、導入事例の再整理、業界エキスパートとの共同セミナーなどを順次展開していく予定だ。

導入による業務効率化、運用コスト削減、売上拡大、開発リードタイム短縮など、顧客企業にもたらす価値の可視化にも取り組み、EC・DX投資の成果をより具体的に説明できる体制の強化も図る。





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