味の素は今年4月、アミノ酸の補給をサポートする「アミノバイタル」から、ブランド史上最大量のアミノ酸1万ミリグラムを配合したゼリードリンク「アミノバイタルONE」を発売した。味の素として初となるファンコミュニティーと共同で商品を開発した。発売後はインフルエンサーマーケティングを実施して、購入につなげていく。
味の素は長年培ってきた独自戦略による製品開発や広告制作などのマーケティング手法に加えて、近年は顧客と直接つながり、価値を共創するファンマーケティングに注力している。
今回発売した「アミノバイタルONE」の開発においては、「アミノバイタル」ブランドのファンコミュニティー「アミノバイタルアスリートクラブ」のメンバーに対し、対話を重ねることから始めたという。
▲「アミノバイタルONE」ゼリードリンクコミュニティーメンバーからはトライアスリートが運動中に重視する”持続的なエネルギー源” ”電解質補給” ”リカバーサポート”という3つのニーズが寄せられた。加えて、過酷な運動時でもさっぱりと飲みやすく、補給しやすい設計であること、思わず手に取りたくなるデザイン性も重要な要素であることが分かったという。
商品は自社ECサイト、ECモール、スポーツ量販店などで販売する。
インフルエンサーを活用したマーケティングにも注力する。初年度で多くの本数を販売することにこだわるのではなく、過酷なスポーツをするユーザーに向けて、商品を届けていきたい考えだ。
「一般的なインフルエンサーマーケティングのように、『新商品が出たので食べてみた』『おいしかった』という表面的な紹介はしない。100キロを走るような人が、『これを飲んだらこう変化した、救われた』というリアルな体感を、自身の言葉で語っていただくことになると思っている」(バイオ&ファインケミカル事業本部スポーツ&ヘルスニュートリション部長 割田竜夫氏)と話す。