2020.02.27

プラネティア、20年12月期の売上2倍へ 口コミ会員は100万人へ

鎌形諭社長

アジア向けに日本の化粧品情報を発信する口コミサイト「コスメリア」を運営するプラネティアは、20年12月期の売上高を前期の2倍に拡大する計画だ。口コミの会員数を拡大し、メディアとしての存在感を高める考え。会員数は今期、現在の15万人から100万人への引き上げを狙う。

20年は台湾、ベトナムへの進出に力を入れる。認知拡大は現地のフェイスブック広告を活用。モニター登録した人に製品を無料で送付するなど、特典を通じて会員数を増やす。

フェイスブック広告の活用はこれまでも行ってきた手法だが、今後は国ごとのユーザー特性に合わせた広告メッセージを配信する。

既存のスキンケア商品に限らず、サプリメントや美容機器にまで取り扱いジャンルを広げる。こうした商品は「メーキャップ商品よりも、東南アジアの人によるニーズが大きい」(鎌形諭社長)ためだ。

サプリメントや美容機器は、スキンケアよりも高価格帯になる。鎌形社長は「メーカーによる販路拡大の壁は、これまでよりも難しくなる」と予想。現地の通販事業者や卸売り事業者との提携を強め、EC事業者の後押しをしていく考えだ。

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