住設メーカーの川口技研は3月31日、一般消費者のファンを増やすことを目的に、ECサイトで新商品の販売を開始した。5年後のEC売上高1億円を目指す。
同社は新築住宅の設備を法人向けに販売してきたが、「PETAGARDEN(ペタガーデン)」や「TOLOOS(ツールース)」などで一般消費者向け販路を開拓していく。住宅設備の最終選択者である一般消費者の情報収集は、ネットが中心であるとみて、SNSを立ち上げてECに誘導する。
商品開発のコンセプトは「生活に+FUNを」。機能面を追求した技術力の見える物干し竿「ホスクリーン」などを開発してきたが、居住空間を楽しむ感情にアプローチする商品の開発にも挑戦する。
▲「ホスクリーン」現在は、壁に花を飾ることのできる「ペタガーデン」と、衣服を吊るす「ツールース」の2ブランドを展開している。
「ペタガーデン」は、壁に穴を開けずに設置でき、取り外す時に壁紙を傷つけない。花を飾る習慣がない人でも使用しやすいサイズにした。空間に花があることで癒しが生まれることに着目して、花き業界の企業と情報交換をしながら開発した。四角いフレームデザインは額縁のように見え、花のある空間を提供しながら、利用者の創作意欲を湧かせる。
同社は居住空間の困りごとを解決することを強みにする。この考え方に共感してもらい、ファンを醸成しようとオフラインのタッチポイント創出を進める。教室を営む人や花き業界の関係者向けのセミナーを実施する。情報交換をしながら花消費量の向上に貢献したい考え。
メインのターゲットは20~30代の女性で、SNSでは商品の利用方法を、さまざまなテイストのインテリアがある空間で提示する。moyukoが運営するブランド「cuccuma(クックマ)」と組んだ配信などでも認知拡大を目指す。
今後は住空間を豊かにする商品のラインアップを拡充していく予定。